研究推進・国際センター
研究推進・国際センターでは、研究所が実施する調査研究の総合調整を行うとともに、国内外の労働安全衛生関連情報の収集・分析・提供、国際学術誌の発行と和文誌の発行、世界保健機構(WHO)や開発途上国への協力等の国際貢献、国際共同研究の推進、国内労働安全衛生研究の振興、図書の収集・管理、インターネット・イントラネット等の情報化推進管理等に関する業務を行っています。
国際研究協力/交流
欧米、アジア等の研究機関と研究協力協定を締結した上で、安全衛生にかかる国際共同研究や情報交換を行っています。
また、国際標準化機構(ISO)の技術委員会に参画し、国際基準の策定に協力しています。
学術誌の発行
学術定期刊行物として、国際学術誌「INDUSTRIAL HEALTH」を年6回発行しています。
労働衛生分野では日本で最も歴史があり、世界で有数の英文誌である本誌は、1963年に創刊されました。
国際的に著名な有識者を多数編集委員会メンバーに迎え、国内及び諸外国の労働安全衛生専門家から広く投稿を受け、最先端かつ質の高い研究情報を長年にわたり提供していることにより、インパクトファクターを継続的に付与されるなど国際的に高い評価を受けています。
また、主として国内における労働安全衛生に関する調査研究情報を提供する和文誌として、「労働安全衛生研究」を2008年に創刊し、国内労働安全衛生研究の振興に貢献しています。
国際学術誌「INDUSTRIAL HEALTH」 | 和文誌「労働安全衛生研究」 |
WHOへの貢献
当研究所は、労働衛生に関するWHO協力センター(WHO Collaborating Centres for Occupational Health)として1977年に日本で最初に指定されました。
WHO協力センターはWHOの活動プログラムを国際的に展開するために指定される拠点で、約80カ国にある800以上の研究施設や大学研究室が協力しています。現在、各WHO協力センターは第71回世界保健総会で採択されたGPW13(13th General Programme of Work、2019-2023年の中期事業計画)の方針に従って、各地域事務局との連携の下で活動を行っています。
当研究所は2019年8月に指定を更新し、今期(2019-2023)は、1.西太平洋地域における過重労働による健康障害に関するツールキットと実態報告の国際適用と促進、2.西太平洋地域における職業性熱中症予防のためのツールキットと予防対策の国際適用と促進が主な協力事項です。WHOが組織する労働安全衛生の世界的な研究ネットワークを通じて、世界規模での情報の収集と発信を行っています。
<最近の主な活動>
労働衛生に関する世界保健機関(WHO)協力センターネットワーク強化活動参加報告(2020年1月)
(https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2020/135-1.html)
第3回WHO協力センター西太平洋地域フォーラムに参加報告(2018年11月)
(https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2019/122-1.html)
第2回WHO協力センター西太平洋地域フォーラムに参加報告(2016年11月)
(https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/98-column-2.html)