労働安全衛生総合研究所

「令和7年度安全衛生技術講演会」オンライン開催のご案内


情報更新日: 2025/06/16

 当研究所では、労働安全衛生に関する研究成果を皆様にわかりやすくご紹介するために安全衛生技術講演会をおこなっております。

 令和6年度の講演会の様子は こちら をご覧ください。


1. 開催日時・開催方法

9月25日(木)13:00~16:35
Zoomウェビナーによるオンライン開催

※「Zoomウェビナー」は映像を多数で共有できるオンラインシステムです。ご参加にはインターネット接続環境および端末(PCやスマートフォン等)が必要です。




2. プログラム

13:00~13:10 開会(主催者挨拶)
講演(1)
13:10~13:55

有害業務健康診断の新たな戦略

 令和6年4月の安衛法令改正で導入された「リスクアセスメント対象物健康診断」では、「健康障害発生リスク」を健康診断実施要否の判断に用いる、という革新的な発想が採用された。
 本講演では、リスクベースへの転換期にある労働衛生・産業保健における「健康影響モニタリング」の考え方に基づき、化学物質のみならず他の職場有害要因においても、「リスクの低減による予防対策」および「起こり得る疾病を可能な範囲で予見すること」の重要性について概説する。

化学物質情報管理部
山本 健也 部長
13:55~14:00 休憩
講演(2)
14:00~14:45

橋梁等の塗膜はく離作業における労働災害について

 近年、橋梁等の塗膜をはがす作業において火災や急性中毒が疑われる労働災害が多く発生している。これらの作業現場では、除去した塗膜が周辺環境中へ漏れ出さないよう厳重な養生を行っているうえに、作業空間もかなり狭い場合が多い。
 本講演では、災害発生当時未規制だった物質を使用したはく離剤による災害事例や、塗膜はく離作業における危険有害性と対策措置について述べる。

ばく露評価研究部
萩原 正義 上席研究員
14:45~15:00 休憩
講演(3)
15:00~15:45

クレーン等に使用されるワイヤロープに生じる疲労損傷

 クレーン等に使用されているワイヤロープは荷役作業を行うときにシーブ(滑車)を繰返し通過して曲げられる。この影響によりワイヤロープを構成する細線(素線)は徐々に破断していき、ゆくゆくはワイヤロープ全体が破断してしまう。これらの原因として挙げられる事柄の一つに金属疲労がある。
 本講演では、ワイヤロープの疲労について当研究所で長年行われている研究から最新の研究までを、災害事例を交えながら紹介する。

機械システム安全研究グループ
山際 謙太 部長
15:45~15:50 休憩
講演(4)
15:50~16:35

大型建設機械転倒防止に関する地盤の支持力要件

 大型の建設機械は工事の省力化や工期短縮に大きな役割を果たしている。一方で、支持地盤の沈下に起因する転倒災害が度々発生しており、地耐力の確保は災害防止の重要な要件である。
 本講演では、地耐力の評価手法や新たに開発した試験法について説明し、転倒防止のために地盤が有するべき支持力要件について述べる。

建設安全研究グループ
堀 智仁 上席研究員


3. 参加費


   無料


4. 申込み受付




5. 問い合わせ先


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