新技術安全研究グループ
新技術安全研究グループは、産業現場への導入が進められている協調ロボット、AI(人工知能)、IoT(インターネットにモノが接続されること)などの新技術に係る労働安全の課題に対処するため2021年4月に設置されました。
これら新技術の社会実装は厚生労働省をはじめとした国の施策としても推進されていますが、このような技術革新を実現し、普及するためには安全性の確保が必須となります。そこで、当グループでは、産業現場において新技術を労働災害防止に用いることはできないか、一方、新技術を用いることで安全上の問題が生じないかの両面について調査する予定です。そこで抽出・分析された課題について、新技術の開発と使用の両面から取り組むこととしています。
加えて、VR(仮想現実)やMR(複合現実)を用いた安全教育システム開発や職業性外傷者向け生活支援技術開発、ICT(情報通信技術)を利用した機械の安全対策などの既存研究についても、新技術安全研究の観点から強化して、他の研究グループとの連携を図りつつ取り組んでいきます。
MR(複合現実)技術によるフォークリフトへの人の接近情報の提示 |
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職業性外傷者向け歩行支援機器の安全性評価 |