環境計測研究グループ
環境計測研究グループでは、健康障害発症の原因となる「化学物質や粉じん等の有害因子」や「物理的リスク因子」の測定・評価・予測に関する研究及びこれらの成果を現場に適用するための応用技術の開発を行っています。化学物質や粉じん等の作業環境中の有害因子に関しては、これらの有害物質の新しい測定・分析方法の開発、有害物質の除去に必要となる局所排気・換気技術及び労働衛生上必要な保護具に関する研究等を行っています。振動、騒音(特に低周波音)等の物理的リスク因子に関しては、これらが心身に及ぼす影響を明らかにするとともに、同因子のばく露に起因する職業性疾病の予防策及び関連する各種保護具の開発や性能評価に関する研究も行っています。
研究内容
工具実振動に対する防振手袋の振動軽減特性の予測 | 低周波音に対する振動感覚閾値測定実験 | |
プッシュプル型換気装置等を用いた汚染物質制御の最適条件に関する調査 |
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作業環境測定のためのイオン移動度分析装置(IMS)の開発 | ||
作業現場での呼吸保護具(防毒マスク)に使用される除毒剤や、作業環境測定でのガスサンプラーに使用される捕集剤に関する詳しい性能の評価と、それらの効果的な利用のための研究 | ||
HPLCによる硫酸含フィルター上の 芳香族アミンの高選択的分析法の開発 |
研究員一覧
氏名 | 専門分野 | 詳細 (外部サイト) |
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部長 | 高橋 幸雄 | 騒音(特に低周波音)による影響 | |
小嶋 純 | 作業環境管理 | ||
安彦 泰進 | 有害物質の吸着材料の基礎と応用(応用化学、労働衛生工学) | ||
井上 直子 | 分析化学、有機化学、労働衛生工学 | ||
高谷 一成 | 分析化学、環境分析 |