ばく露評価研究部
ばく露評価研究部の役割は、化学物質を使用する際に、労働者の周囲の化学物質濃度が設備や作業内容に応じてどのように変化するか、さらにその化学物質が、「どのようにして」、「どの程度」、労働者の体に取り込まれるかを明らかにし、化学物質が労働者の体に取り込まれるのを防ぐための科学的な知見を提供することです。そのために、1)化学分析・物理計測・電子顕微鏡観察といった様々な手段を用いた測定方法の開発・評価、2)職場における化学物質濃度の時間的変化・空間的分布と作業内容との関係等を明らかにする挙動解析、3)濃度低減策や保護具の選定条件等を研究しています。加えて、これらの研究成果を基に化学物質取り扱い作業場で発生した労働災害の原因調査、再発防止策の提案等を行っています。
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空気中粒子状化学物質サンプリングフィルターの性能試験 | 落下法による、粉体取り扱い作業時に 発生する粉じんの模擬発生システム |
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トンネル掘削現場における粉じん測定 | トンネル建設工事現場での粉じん測定における 反射安全ベストおよび背中用保護具(バックプロテクター) 着用時の個人ばく露測定機器装着方法の検討 |
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化学物質ばく露による労働災害の原因調査 (道路橋延命工事の鉛入り防錆塗料剥離作業における鉛濃度測定) |
研究員一覧
氏名 | 専門分野 | 詳細 (外部サイト) |
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部長 | 齊藤 宏之 | 作業環境評価、暑熱ばく露評価 | ![]() |
部長代理 | 山田 丸 | エアロゾル計測 | ![]() |
萩原 正義 | 分析化学、労働衛生工学 | ![]() |
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中村 憲司 | 環境分析、労働衛生工学 | ![]() |
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緒方 裕子 | エアロゾル分析 | ![]() |
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金子 剛大 | 炭素材料、吸着化学、材料評価 | ![]() |
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張 璇 | 環境衛生化学 | ![]() |
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(併任) | 王 斉 | 分析化学、環境動態解析、ばく露・リスク評価、労働衛生工学 | ![]() |