疫学研究部
2022年5月31日付で「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令」が公布され、わが国の化学物質管理は、個別具体的な規制から自律的な管理を基軸とする規制に移行することが方向性として打ち出されました。これを踏まえて疫学研究部では、以下のような研究を中心として産業現場における化学物質による労働災害の防止対策や効果的な健康管理の実施に貢献していきます。
健康管理対策への貢献
産業現場における化学物質等のばく露による労働災害の防止のための健康管理対策(ばく露管理値の設定や改定、健康診断項目および手法の設定や改定等)に関する研究健康確保対策への貢献
特殊健康診断結果およびその他の健康情報及び化学物質等のばく露情報に関する疫学的解析結果を踏まえた健康確保対策に関する研究化学物質等ばく露に起因する遅発性疾病に関する調査研究
労働者のがん等の遅発性疾病を把握し、これらの疾病及びばく露等に関連するデータを長期的に保存・解析することで、化学物質等ばく露による労働災害の防止に貢献できる調査研究健康障害に対する疫学的検討
今後、起こりうる新たな健康障害と化学物質等ばく露の疫学的関連性に関する研究
研究員一覧
氏名 | 専門分野 | 詳細 (外部サイト) |
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部長 | 中野 真規子 | 産業疫学、職業性呼吸器疾患 | ![]() |
小林 澄貴 | 公衆衛生学、疫学 | ![]() |