労働安全衛生総合研究所

生体防御評価研究室

 2022年5月31日付で「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令」が公布され、労働安全衛生規則などの一部が改正されました。自律的な化学物質管理の普及により、健康障害の更なる予防を目的として、ばく露濃度の低減措置や生体ばく露を防止する効果的な保護具等の使用等が事業者に義務付けられていきます。そこで、生体防御評価研究室では以下のような研究を中心に化学物質に対する保護具等の防護対策の提案やばく露に対する生物学的モニタリング手法を提案していくことを目指しています。

  • 生体防御1

    防護具の効果検証・評価手法の開発
    職場における化学物質へのばく露で生体内に化学物質が取り込まれることを防ぐための対策としての保護具(防じん・防毒用の呼吸保護具や保護眼鏡、保護衣・保護手袋等)の効果や評価手法の開発に関する研究

  • 生体防御2

    生物学的モニタリング手法の開発
    職場において化学物質が生体にばく露して取り込まれた場合、その化学物質の体内動態の解析と、代謝物の同定および毒性評価、生物学的モニタリング指標(バイオマーカー)の探索に関する研究

  • 生体防御3

    化学物質管理の実態把握と改善策の検討
    職場における化学物質の管理実態の把握や効果的な改善策の検討に関する研究

研究員一覧

氏名 専門分野 詳細
(外部サイト)
室長 柳場 由絵 衛生学、環境労働衛生学、毒性学 柳場由絵詳細
王 斉 王斉詳細
岩瀬 真喜子


研究テーマ(プロジェクト研究)

経皮ばく露による健康障害が懸念される産業化学物質の予測とそのばく露管理手法に関する研究  2023年4月 - 2028年3月


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