令和五年度 清瀬地区 一般公開
情報更新日: 2023/12/01
労働安全衛生総合研究所清瀬地区におきましては、産業安全分野の研究活動を実施するとともに、労働災害の原因究明のための専門的な調査等を行っています。
今年度は現地での開催が困難であることからオンライン開催とし、動画等により研究活動をご紹介いたします。
会場地図の建物または一覧表のタイトルをクリックすることにより、
・貴重な実験動画を含む研究紹介動画
・論文集・報告書・リーフレット等の調査研究紹介ページ
をご覧になることができます。
また一覧表の会場名、施設・機器名をクリックすることにより、
・建物の外観
・保有する施設・実験機器
をご覧いただくことができます。
今回のオンライン開催により、当研究所清瀬地区の研究活動等について、少しでもご理解いただければ幸いです。
【クリックでアンケートページへ】(外部ページ)
会場地図をクリックして動画等をご覧ください
(動画のリンク先 YouTube:JNIOSH Channel https://www.youtube.com/c/JNIOSHChannel)

タイトルをクリックして動画等をご覧ください
(動画のリンク先 YouTube:JNIOSH Channel https://www.youtube.com/c/JNIOSHChannel)
New! は、今年度の新作動画です
No. | 会場 | センター・グループ | タイトル | |
---|---|---|---|---|
① |
墜落・転倒防止実験棟 代表施設:恒温恒湿実験室 |
建設安全研究グループ |
墜落災害統計と防止対策New!
毎年数多くの墜落災害が発生しています。その防止対策は、(1)墜落自体を防止する対策を講じること、(2)仮に墜落が生じたとしても深刻な障害発生等を防止すること、(3)一刻も早く適切な手当(救急要請等を含む)を行うこと、の3点が挙げられます。本動画では、墜落制止用器具(安全帯)を用いた上記(1)の対策についてご紹介します。 墜落・転倒防止実験棟New! 労働現場のみならず日常生活においても、墜落・転落・転倒によって数多くの死傷災害が発生しています。人口動態統計(令和4年)によると、1万人以上の日本人が死亡しており、これは交通事故死の3倍以上の数になります。本実験棟は、墜落・転倒に起因する死亡災害や後遺障害を減少させることを目的とした実験研究を行う施設として令和5年1月に竣工したものです。その概要についてご紹介します。 |
![]() ![]() |
② |
共同実験棟 代表施設:VR実験室 |
建設安全研究グループ |
A.建設用ゴンドラの風に対する安定性に関する研究の動画 建設用ゴンドラは窓ガラスの清掃や建設工事で使用される装置です。作業員が搭乗している際に、強風によってゴンドラが破損するあるいは一部の機能が停止し、作業員がゴンドラ内に取り残される事故が時々発生しています。 そこで、どのような条件でゴンドラの事故が発生しやすいのか、風洞実験によって検証した結果をご紹介します。 |
![]() |
リスク管理研究グループ |
B.火災・爆発防止のための化学物質RAでのヒューマンエラーの考え方と評価 弊所では、化学物質の危険性に関するRAを支援する資料を作成しました。その中で、化学物質RAにおけるヒューマンエラーの考え方と評価を検討していますのでご紹介します。 |
![]() |
||
③ |
材料・物性実験棟 代表施設:ワイヤロープ疲労試験機 |
機械システム安全研究グループ |
ワイヤロープ疲労試験機New! 主に、機械や設備の損傷に起因する労働災害の防止を目的とした研究活動が行われています。その中で、現在、荷役機械の労働災害防止を目的として、ワイヤロープの破断メカニズムの解明、および交換基準の検討が行われています。 この動画では、ワイヤロープの疲労試験の様子と、疲労により破断したワイヤロープの状態を紹介します。 材料の減肉による破裂現象試験 機械や設備に起因する労働災害防止を目的とした活動の中で、圧力設備等の機器の厚さが減少する"減肉"という損傷に注目し、その危険性と安全対策について研究しています。 ここでは、研究活動で得た実験の一部を紹介します。 |
![]() ![]() |
④ |
化学安全実験棟 代表施設:自然発火性試験装置(SIT) |
化学安全研究グループ |
爆発火災データベース 爆発火災災害の情報収集を長年行っており、研究用の基礎資料としてデータベースを運用しています。その内容を見直し一般に向け無料公開をしています。第6次版では1955年から2010年まで計6430件の事例が収録されています。 |
![]() |
⑤ |
機械安全システム実験棟 代表施設:支援的保護システム |
機械システム安全研究グループ |
A.機械のインターロック用に用いられる機器類 このビデオでは,隔離と停止の原則を実現するための,スイッチ類をご紹介します. 1) スライド式のドアスイッチ 2) ロック式のドアスイッチ 3) ドアスイッチのロックアウト 4) 主電源のロックアウト 5) ヒンジ式のドアスイッチ 6) 磁気共振式のドアスイッチ 7) 近接スイッチ(無効化した事例) 8) イネーブルスイッチ付きのホールド・ツー・ラン装置 9) 相反モードのリミットスイッチを備えたドアインターロック 10) 安全リレーモジュール |
![]() |
新技術安全研究グループ |
B.歩行支援機器紹介動画New! 開発した歩行支援機器の構成と特徴を紹介します。この装置は、歩行や立ち座り動作に必要なトルクを生成するアクチュエータ、動作プログラムを制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)、歩行トリガ用センサを備えています。また、身長差やX・O脚にも柔軟に対応可能な構造フレームや杖に組み込まれた無線式操作デバイスなど、多彩な工夫が盛り込まれています。 B.脊髄損傷者用歩行支援機器の試作と評価 下肢麻痺患者の歩行支援用機器の機能・仕様標準を確立するため、歩行支援機器のプロトタイプを試作しました。既存類似機器を使用した歩行リハビリテーション動作の分析結果やリスクアセスメント結果を反映して、プロトタイプの構造や機能を設計して開発しました。健常者がこのプロトタイプを装着して歩行する様子を紹介します。 |
![]() ![]() |
||
⑥ |
建設安全実験棟 代表施設:3000kN垂直荷重試験機 |
建設安全研究グループ |
建物の外壁解体の安全に関する研究 建物の解体工事において、外壁が転倒して災害が発生しています。外壁の転倒災害を防止するため、外壁解体工事の安全性を実験により検討しましたので、動画を用いてご紹介いたします。 |
![]() |
⑦ |
環境安全実験棟 代表施設:靴滑り試験機 |
リスク管理研究グループ |
改良型ロールボックスパレットの紹介New! この動画では,陸上貨物運送業や小売業にて一般的に用いられているロールボックスパレット(カゴ車,カゴ台車)に関わる労働災害を防止・軽減するために開発された改良型ロールボックスパレットについて紹介します. 自然言語処理を用いた労働災害(死傷)データベースからの情報の自動抽出に関する研究 労働災害データベースに含まれるテキスト形式の自由記述文から重要情報を自動的に抽出できる手法として、日本語の自然言語処理に基づく手法の研究について説明します。 トラック荷台からの転落を防ぐ昇降設備の重要性 トラック荷台への昇降による転落災害の防止に焦点を当てたリーフレット『陸上貨物運送事業におけるトラック荷台からの転落を防ぐために荷台昇降設備・装備はありますか?』を作成しました。 |
![]() ![]() ![]() |
⑧ |
配管等爆発実験施設 代表施設:定容爆燃試験装置 中規模爆発実験室 |
化学安全研究グループ |
分解性ガスの爆発New!
都市ガスなどの可燃性ガスの爆発・燃焼には空気などの支燃性ガスと火花などの着火源が必要ですが、分解性ガスは他のガスと混合しなくても単独で着火源により爆発を発生させることがあります。このような分解性ガスによって引きこ押される分解爆発と、その危険性についての研究結果についてご紹介します。 液体の引火点 可燃性液体を取り扱う際、爆発火災災害を防ぐための重要な基礎知識である引火点について、引火点が異なるとどのように現象が変わるのかを、簡単な実験をとおしてご紹介します。 爆発圧力放散ベントに関する研究 爆発圧力放散ベントとは乾燥設備やタンク、集じん機などに取り付けて使われるもので、爆発が発生したときに圧力を逃がして被害拡大を抑制する安全装置の一つです。爆発圧力放散ベントについて動画を使って紹介します。 |
![]() ![]() ![]() |
⑨ |
電気安全実験棟 代表施設:ミスト着火実験測定装置 空気輸送粉体帯電実験装置 |
電気安全研究グループ |
高引火点引火性液体ミストの静電気放電による着火実験New! 灯油のような高引火点引火性液体は、ミスト状態では常温でも着火することが知られており、これらの液体を取扱う際に発生したミストが静電気放電により着火したとみられる火災事故の報告もあります。その着火エネルギーや静電気放電による着火危険性を確認するための「ミストの着火エネルギー測定」についてご紹介します。 粉体充てん時に貯蔵槽内で発生する静電気現象の研究 粉体を取扱う産業現場では、静電気が原因であると推定される火災・爆発事故が頻繁に発生します。その中でも、特に危険性が高いサイロ内への粉体充てん時に生じる静電気現象を動画を使ってご紹介します。 アルゴンガスによる静電気低減の研究 私たちにとって、静電気は痛い思いをする不快なものですが、労働現場では火災や爆発の原因になるため、静電気防止は安全管理において必要不可欠です。静電気は接触や摩擦に伴って必ず発生するため、これを低く抑える新たな手法として、アルゴンガスを使った低減法を研究しています。 |
![]() ![]() ![]() |
⑩ |
施工シミュレーション施設 代表施設:三面擁壁 |
建設安全研究グループ |
土砂崩壊の兆候を「見える化」する新技術 目視では気づきにくい土砂崩壊の兆候を少しでも早く現場内で共有するために「土砂崩壊の簡易危険検出システム」を開発しました。こちらでは、本システムの概要とその性能を検証した実大模型実験の様子をご紹介します。 |
![]() |
⑪ |
本部棟 代表施設:図書閲覧室 |
研究推進・国際センター |
A.和文誌「労働安全衛生研究」の刊行 労働安全衛生分野全般を対象とした調査及び研究の成果発表の場を広く提供するため、和文誌「労働安全衛生研究」を刊行し、総合電子ジャーナルプラットフォーム(J-Stage)でも公表しています。 |
![]() |
労働災害調査分析センター |
B.災害調査報告書の公表 労働安全衛生総合研究所では、災害調査実施後、一定の期間が経過し公表が可能となった調査内容については、同種災害の防止に関する視点から、企業の秘密や個人情報の保護に留意しつつ、研究所のホームページで公表しています。 |
![]() |