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社会労働衛生研究グループの研究紹介

部門紹介

労働者への働き方や社会・制度の影響の分析
社会労働衛生研究グループは、人々が労働を通じて、健康で文化的な生活を享受できるような社会の実現に資する研究に取り組んでいます。 働き方(労働時間・職場環境)の実態や、労働者個人をとりまく社会・制度の影響を、身体的・心理的・社会的側面に着眼して、健康科学および社会科学の手法を用いて分析しています。 研究成果は国の政策の基礎データとなり、働く人々が充実した生活を送り、健康や生きがい、喜びや楽しみを手に入れられるような制度の検討・構築に役立てられます。

社会労働衛生研究グループの調査研究

全産業・業種の働き方調査

労働時間、健康状態、職場環境、健康確保対策等について、就業者ならびに事業場を対象に調査を行います。
実施状況

社会状況や時代の要請に応じた調査

新しい働き方や社会情勢の変化に応じて、長時間労働の実態があるとされる業態を対象に調査を行います。
実施状況

  • 芸術・芸能分野 実演家(令和4年度) 制作者(令和5年度)

重点業種の働き方調査

過労死等防止対策大綱に示された重点業種※を対象に、労働時間・職場環境・過重労働の状況・健康確保対策等の調査を行います。
※ 自動車運転従事者、教職員、IT 産業、外食産業、医療、建設業、メディア業界 実施状況

アンケート調査の結果

  • うつ傾向・不安がある者の割合は世帯年収が少ない程高い傾向にある。(就業者調査)
  • 従業員の時間外労働が生じる理由は、仕事の繁閑の差が大きいこととの回答が最も多い。 (事業場調査)
世帯年収別うつ傾向・不安のある者の割合 (資料出所)令和4年過労死防止白書概要版
従業員の時間外労働が生じる理由(複数回答) (資料出所)令和3年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査研究 調査報告書
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