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姿勢・動作に関する研究

当研究グループでは、作業に伴う健康障害要因が労働者の生理機能に与える影響を調査し、被験者実験や介入研 究などから、その予防対策を提案しています。また、労働者の体力と健康に着目し、健康保持増進のための有用 な対策についても提案しています。 現在取り組んでいる主な研究内容は、「姿勢・動作」、「心臓血管系」、「暑熱対策」、「体力」に関する研究です。

姿勢・動作1 在宅勤務者の作業環境・姿勢と身体的負担に関する研究

  • 在宅勤務者の作業環境・姿勢と身体的負担との関係ついて、被験者実験やアンケート調査により検討しています。
  • それらの結果をまとめ、在宅勤務環境を評価し、改善するためのパンフレットを作成しています。
  • 研究成果からは、在宅勤務においてダイニングテーブル、ダイニングチェアー、こたつを使用することが身体的負担を大きくすると思われましたが、不自然な姿勢が強いられなければ、これらの作業環境は特に問題はないことが分かりました。一方、ソファ(机なし)でのノートパソコンやタブレットの操作は快適に見えますが、首に負担となり、首や肩の痛みを招く恐れがありました。

在宅勤務者に主に気を付けていただきたいことは
  1. ①机を使用すること、
  2. ②その机と椅子の高さは体に合ったものを使用すること、
  3. ③机上にはパソコンと腕を置ける十分なスペースを設けることです。

姿勢・動作2 重量物の抱え上げ・運搬と腰痛に関する研究

  • 定常的に重量物を取り扱う作業において、労働者が抱え上げ・運搬する重量と腰痛との関係について、疫学研究 および生体力学的研究により検討しています。
  • 疫学研究では、大規模なweb アンケート調査を実施し、腰痛と重量との関係を検討しています。
  • 生体力学的研究では、三次元動作解析システムを用いて、労働者の腰部椎間板圧縮力(腰にかかる力)を測定し、 腰痛リスクを抑える重量を検討しています。

三次元動作解析システム

この他にも、人間工学研究グループでは、「VDT 作業」や「疲労」に関する研究などに取り組んでいます。

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