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労働者の毛髪や爪に含まれたホルモンから、慢性的なストレス度を把握する研究について

コルチゾール濃度を測定することでストレス度を把握する

コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つ。主な働きは、肝臓での糖の新生、筋肉でのたんぱく質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などで、生体にとって必須のホルモンになり、このホルモン濃度を測定することで、ストレス度を把握することが出来ます。

毛髪や爪は過去のコルチゾール分泌の“記録媒体”として活用できる

毛髪は1カ月で約1cm伸びるため、根元から3cmの部分の毛髪に含まれるコルチゾールは、最近3カ月間に蓄積されたコルチゾールを表すと言われています。
爪は根元から先端までに伸びるのに数ヵ月を要するため,先端の爪のコルチゾールは数ヵ月前のものを反映していると考えられている。
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