産業保健研究グループでは、働く人々の健康問題、とりわけ過重労働やメンタルヘルスに関わる問題の原因究明および対策立案を念頭に、以下に関する調査研究を行っています。

• (1) 社会心理的環境や労働条件が労働者の健康に及ぼす影響の解明とその予防対策に資する現場調査（例えば、長時間労働、夜勤・交代勤務）
• (2) 職業性ストレスやメンタルヘルス、疲労や眠気の評価と対策に資する調査研究
• (3) 職業性疾病あるいは作業関連疾病の発症・憎悪に影響を与える要因及び予防対策に資する調査研究

具体的には以下について取り組んでいます。
1）トラックドライバーや交代勤務に従事する看護師、SEなどの職場で様々な測定を行う労働現場調査

2) 横断あるいは縦断でのアンケート調査
3) 睡眠脳波の測定を主とした実験室実験
4) 労働現場で簡便にストレスの生化学的な評価ができる測定手法・疲労を簡便に測定できるアプリの開発

これらの研究成果を通じて、働く人々の健康や安全、生活の質の向上に貢献することを目指しています。