労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 186(2024-07-05)

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** 次回配信予定:2024年8月2日(毎月第一金曜日発行)

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目次
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【186-1】お知らせ
  1. 令和六年度 安全衛生技術講演会(オンライン)の受付開始
  2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.62 No.3 の発行・公開
  3. 研究員の受賞について

【186-2】コラム
 労働災害データ可視化の試み
  (労働災害調査分析センター/機械システム安全研究グループ 統括研究員 濱島 京子)

【186-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 「アスベスト」について

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【186-1】お知らせ
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1. 令和六年度 安全衛生技術講演会(オンライン)の受付開始
 当研究所では、労働安全衛生に関する研究成果を皆様にわかりやすくご紹介するため、令和六年度 安全衛生技術講演会(参加無料)を令和6年9月26日(木)にオンラインにて開催致します。
 下記のURLにて講演プログラムの紹介と参加登録の受付を開始しました。皆様、是非奮ってご参加ください。

↓↓↓ 令和六年度 安全衛生技術講演会 URL ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2024/kouen.html

2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.62 No.3 の発行・公開
 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.62, No.3を発行・公開しました。
 本号の論説では、WHOのフランク・ペガ先生ほかより、国連グローバル・ゴールに関連して、働く人の健康を守る所轄官庁(厚生労働省等)が作業関連疾患の新たな指標をどのように設えるかについて解説していただきました。原著では、管理栄養士・栄養士のワーク・エンゲイジメントとその関連要因(日本、尚絅学院大学)、イタリアの職業発がん性物質(イタリア)、短報では、大声で笑う頻度とワーク・エンゲイジメントの関連(日本、慶應義塾大学)、症例報告では、人造石加工に伴う急速進行型珪肺症に対する肺移植(台湾)などが報告されています。また現場報告として、中小規模事業場における化学物質リスク評価の導入に関する促進・阻害要因(日本、産業医科大学)も掲載されています。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。
 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/

3.研究員の受賞について

 下記の研究員が各賞を受賞しました。
(1) 日本トライボロジー学会2023年度技術賞
(架橋発泡樹脂を用いたユニソール構造による超軽量耐滑シューズの開発)
柴田 圭(リスク管理研究グループ)他4名

(2) (一社)日本機械学会 産業・化学機械と安全部門 論文表彰
(S曲げ疲労を受けたワイヤロープの残存強度と損傷度の関係 -IWRC 6×Fi(29)の場合-)
山口 篤志(機械システム安全研究グループ)他3名

(3) 2023年度 安全工学会 北川学術賞
八島 正明(化学安全研究グループ)

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/186-1.html


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【186-2】コラム
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労働災害データ可視化の試み
 (労働災害調査分析センター/機械システム安全研究グループ 統括研究員 濱島 京子)

 令和5年4月1日より第14次労働災害防止計画がスタートしました。この実施においては、労働災害の実態や災害事例に関するわかりやすい情報があると便利です。ここでは職場のあんぜんサイトで公開されている「令和4年休業4日以上の死傷災害に係る労働者死傷病報告全件データ」と「死亡災害データベース」および「死傷災害(死亡・休業4日以上)データベース」を、グラフや表などを作成できる Microsoft Power BI を用いて可視化した試みについて紹介します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/186-column-1.html

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【186-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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「アスベスト」について

 アスベスト(石綿)関連疾患の労災認定件数は毎年1,000件前後となっていますが、その中には他の疾患との鑑別が困難なものや診断方法が特殊なものがあり、申請から認定までに時間がかかるものも少なくありません。こうした診断方法が難しいアスベスト関連疾患について、明確かつ簡易な診断方法・指標を確立し、より適切な治療・予防に役立てることを目的として、当機構では長年アスベスト関連疾患の診断等についての研究を行っています。

 当機構では過去に明確な労災認定基準がない良性石綿胸水について、新たな認定基準を確立することを目的とした研究を行ってきました。令和5年度からは、労災保険給付の迅速・適正化を図ることを目的とし、以下の項目を設定し研究を行っています。

 ① 良性石綿胸水症例のびまん性胸膜肥厚への移行に関する研究
 ② 良性石綿胸水診断基準策定のための前向き臨床研究

 詳しい研究内容については、下記の「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。

→ https://www.research.johas.go.jp/asbesto2023/index.html

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