当研究所の化学安全研究グループ部長　八島正明　が、令和6年5月29日に行われた安全工学会第20回総会において、2023年度北川学術賞を受賞しました。この賞は1984年、安全工学会の設立者であり、長年副会長、会長として安全工学協会の発展のため貢献された、元横浜国立大学教授 故北川徹三氏を記念して設けられました。

　受賞理由は、産業現場での爆発・火災に関する学術的成果の公表と災害調査・災害防止の啓発活動に取り組み、安全工学の学術の発展と災害現場での実務的な災害防止に大きく寄与したこと、安全工学誌に数多くの報文を寄せられるとともに、安全工学セミナーの講師を長きにわたり努め、多大な貢献を果たした功績が北川学術賞に値するとして評価されたものです。八島は昨年度論文賞を受賞しており、安全工学会では二年連続の受賞となりました。

　表彰式の後、「粉じん爆発・火災の防止と安全なガス溶断作業のための啓発活動」と題する受賞記念講演が行われました。

八島部長／受賞後の様子


北川学術賞記念講演の様子