労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 178(2023-11-10)


* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2023年12月1日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【178-1】お知らせ
  1. 「令和五年度研究所一般公開」オンライン開催のご案内
  2. 令和五年度 安全衛生技術講演会 実施報告
  3. INDUSTRIAL HEALTH Vol.61 No.5 の発行・公開
  4. 化学反応の危険性の調査に用いる等温条件での熱量計測定データに対する時定数補正ツール(Excel)の公開について
  5. 化学物質情報管理研究センターのポータルサイト「ケミサポ」の開設
  6. 労働安全衛生研究Vol.16 No.2 の発行・公開
  7. 労働安全衛生法に基づくラベル表示・SDS交付の義務化対象物質リスト(R7、R8)の公開

【178-2】コラム
 安全の考え方 — 安全管理への最新デジタル技術活用に求められる視点
  (機械システム安全研究グループ 統括研究員 濱島 京子)

【178-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 「病職歴データベースを活用した研究」について

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【178-1】お知らせ
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1. 「令和五年度研究所一般公開」オンライン開催のご案内

 当研究所では、以下の日程で「令和5年度研究所一般公開」を労働安全衛生総合研究所ホームページのオンライン開催にて行います。

 清瀬地区 令和5年12月1日(金)~12月8日(金)
 登戸地区 令和6年2月開催予定

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2023/open2023/index.html

2. 令和五年度 安全衛生技術講演会 実施報告

 令和5年9月26日(火)に安全衛生技術講演会をオンラインで開催いたしました。今年も多数のご参加をいただき誠にありがとうございました。当日の様子を下記URLにてご紹介しておりますので是非ご覧ください。

↓↓↓ 令和四年度 安全衛生技術講演会 実施報告 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/178-1.html

3. INDUSTRIAL HEALTH Vol.61, No.5を発行・公開

 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.61, No.5を発行・公開しました。
 本号の論説では、フリーランスの安全衛生に関する我が国の現状と課題について、当誌編集委員でもある国際医療福祉大学の横山和仁先生が解説します。
 原著では、心理社会的安全風土と在宅勤務に伴う心理的負荷(オーストラリア)、高齢者介護施設従業員のおける上司からのパフォーマンス・フィードバックと部下のワーク・エンゲイジメント(日本、神奈川県立保健福祉大学)、事務職員における座位時間並びに心肺持久力と心血管系リスク(日本、労働安全衛生総合研究所)が報告されています。
 また、現場報告として、看護職場におけるクイック・リターン(11時間未満の勤務間インターバル)の長所・短所(スウェーデン)も示されています。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。

 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage) ↓↓↓
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/

4. 化学反応の危険性の調査に用いる等温条件での熱量計測定データに対する時定数補正ツール(Excel)の公開について

 化学反応の熱危険性の測定に用いられる反応熱量計では、伝熱遅れによって本来よりも小さい発熱速度が算出されてしまう恐れがあります。本ツールは、労働安全衛生研究(多段階の伝熱を考慮した反応熱量計の時定数補正手法、https://doi.org/10.2486/josh.JOSH-2023-0005-GI、早期公開)記載の伝熱遅れの補正法に基づく等温条件での熱量計測定データに対する時定数補正ツールとなっています。
 化学反応の熱危険性の測定および測定データの解析時にお役立てください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2023_02.html

5. 化学物質情報管理研究センターのポータルサイト「ケミサポ」の開設

 このたび、化学物質情報管理研究センターが運営する職場の化学物質管理総合サイトが、「ケミサポ」としてリニューアルオープンいたしました。労働安全衛生法の政省令改正による職場での自律的な化学物質管理の実践として、主に化学物質管理者として活躍される方向けに「事業者が実施すること」を4つのステップでお伝えしています。
 化学物質管理者の方だけでなく、化学物質に係わる業務に従事される皆様もぜひご覧ください。ユーザーの皆様のお役に立てるようにこれからも内容の充実を図ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://cheminfo.johas.go.jp/

6. 労働安全衛生研究Vol.16 No.2 の発行・公開

 「労働安全衛生研究」は労働安全衛生分野全般を対象とした和文学術誌です。調査及び研究の成果発表の場を広く本分野の研究者、技術者、安全衛生担当者等に提供して、労働安全衛生に関する調査・研究の一層の振興を図ることを目的としています。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage) ↓↓↓
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/josh/16/2/_contents/-char/ja/

7. 労働安全衛生法に基づくラベル表示・SDS交付の義務化対象物質リスト(R7、R8)の公開

 当研究所では、労働安全衛生法に基づくラベル表示・SDS交付の義務化対象物質リスト(R7.4施行分、R8.4施行分)を公開しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage) ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/groups/ghs/arikataken_report.html#m02-02


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【178-2】コラム
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1.安全の考え方 — 安全管理への最新デジタル技術活用に求められる視点 —
 (機械システム安全研究グループ 統括研究員 濱島 京子)

 近年、モノのインターネットと呼ばれるInternet of Things(IoT)や機械学習に代表される人工知能(AI)といった最新のデジタル技術を安全管理業務に活用したいという声をよく聞きます。これらの技術を活用する際には、利点だけでなく「人や技術がうまく機能しなかったとき」も想定しておかなくてはなりません。デジタル技術の導入がきっかけとなるような事故や災害が発生してしまっては本末転倒だからです。
 本稿では、デジタル技術導入の際に使える考え方として「安全の原理」をご紹介します。


↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/178-column-1.html

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【178-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「病職歴データベースを活用した研究」について

 当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおります。
 「労災疾病等医学研究普及サイト」では、これまで実施してきた研究成果について掲載しています。
 今回はその中で「病職歴データベースを活用した研究」についてご紹介します。

https://www.research.johas.go.jp/bs/

 労災病院グループでは、全国の労災病院の入院患者さんにご協力いただき、これまでの仕事や生活習慣等に関する情報を収集しています。その情報をデータベース化して職業と疾病との関連性についての研究を行い、成果は就労者の健康の保持増進及び疾病の予防・治療・職場復帰支援に活用しています。

 今般、病職歴データベースの大規模データを用いて、2005年から2019年までの15 年間、約 14 万人の死亡退院者データを分析し、死亡例の季節性および性別・年齢層別にみた死因の特徴等について解析し、「日本職業・災害医学会誌」にて報告しました。

 研究論文が以下のリンクからご覧になれます。
論文タイトル:『15 年間の死亡統計から学ぶ:全国
       労災病院病職歴データベースによる検討』
      (病職歴調査研究責任者 豊田 章宏)

リンクURL:https://www.research.johas.go.jp/bs/index.html#results


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