安衛研ニュースNo. 106 (2017-09-08)
* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2017年10月6日 (毎月第一金曜日発行)
*** 今月号は第二金曜日に発行いたしました。
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目次
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【106-1】お知らせ
1.「平成29年度 安全衛生技術講演会」のご案内(第六報)
2.INDUSTRIAL HEALTH Vol.55 No.4 の発行・公開
3. 労災疾病等医学研究普及サイトのご案内「職場復帰のためのリハビリテーション」について
4.労災疾病等医学研究普及サイトのご案内「よくわかるじん肺健康診断」について
【106-2】コラム
1. ガス爆発災害の原因と対策
(化学安全研究グループ 主任研究員 水谷高彰)
2. シェフィールドグループミーティング2017開催報告
(機械システム安全研究グループ 部長 佐々木哲也)
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【106-1】お知らせ
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1. 平成29年度 安全衛生技術講演会のご案内(第六報)
当研究所の労働安全衛生分野における研究成果を企業の安全衛生担当者や安全衛生業務に従事している方々などにお伝えし、当研究所の最先端の研究成果や知見を安全衛生水準の向上に役立てていただくことを目的に、今年度も「安全衛生技術講演会」を東京(9月26日(火))、大阪(10月5日(木))の2か所で「労働安全衛生の新たなリスクを考える」をテーマに開催いたします。
開催時間は、いずれの会場も10時–16時です。プログラムの詳細につきましては、下記のURLでご確認ください。なお、東京会場・大阪会場とも定員に達しましたので、参加申込の受付を終了しました。ご了承ください。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2017/kouen.html
2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.55 No.4 の発行・公開
建設労働災害の発生率をみると、英国は日本の3分の1以下と言われています。(参考:安衛研ニュース No.84、No.101)。今回の巻頭言では、英国安全衛生庁の主席監督官のNic Rigby氏より、英国の「建設(設計・マネジメント)規則」等について解説していただきました。この規則は発注者と設計者に責務を課すという大改革であったこと、1994年の制定以来、英国の建設工事の労働災害は5分の1になったこと、ロンドンオリンピックのための建設事業で死亡災害ゼロという成果につながったことなどが紹介されています。東京オリンピックを間近に控えた我が国もぜひ参考にしてよいでしょう。今回のメルマガでは、この日本語訳を紹介します("Construction - Is there a better way?"の和訳のリンク先はこちら https://www.jniosh.go.jp/publication/mail_mag/2017/106-column-1.html です)。
総説では、不健康・低収入と早期退職との関連(イラン)、筋骨格系障害(スペイン)が取り上げられました。原著では、歯科医の筋骨格系障害(サウジアラビア)、有害金属ばく露に伴う酸化ストレス(台湾)、労使協約による勤務体制の修正(フィンランド)、コールセンター職員の勤務中の血行動態(安衛研)、警察官の職業性ストレス(和歌山医大)、農業従事者の安全衛生向上に向けた参加型トレーニング(韓国)などについて新しい知見が示されています。
ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。
ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/en/indu_hel/2017.html
3. 労災疾病等医学研究普及サイトのご案内「職場復帰のためのリハビリテーション」について
当機構では、「労災疾病等医学研究普及サイト」にこれまで実施してきた研究成果を掲載しています。その中から、職場復帰に向けた対応としてリハビリテーションの研究をご紹介します。この研究では、全国の労災病院における脳血管障害(15歳から64歳)の早期復職のモデルシステムの研究を行いましたが、発症後1年半までの復職率は46.2%であり、経時的には発症3ヵ月前後と1年半前後の二つにピークがあることが認められました。これは、注目されている治療と就労の両立支援に向けた取り組みにおいて、参考になる指標です。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
http://www.research.johas.go.jp/22_riha/past03.html
4.労災疾病等医学研究普及サイトのご案内「よくわかるじん肺健康診断」について
当機構では、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、現在は9テーマの研究に取り組んでいます。その中から、今回は「じん肺」テーマを紹介します。この度、労災病院じん肺グループ編集の「よくわかるじん肺健康診断」を発刊しました。この本は、じん肺に関わる最新の知見をもとに、じん肺健康診断における管理区分の判定や健康管理手帳の交付など現場における手続きについて分かりやすく解説しています。呼吸器科の先生や産業医の先生方はもちろん、じん肺健診業務に携わる方々にとって手引書として有用です。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
http://www.research.johas.go.jp/jinpai2015/index.html
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【106-2】コラム
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1. ガス爆発災害の原因と対策
(化学安全研究グループ 主任研究員 水谷高彰)
今回は、爆発災害についてのコラムです。爆発災害は、他の労働災害と比べ死に直結する可能性の高い災害です。爆発災害による死傷者数を業種別で分類すると、化学工場を含む製造業だけではなく、第三次産業でも多発しています。本コラムでは、はじめに爆発災害の発生状況について解説し、次にガス爆発の原因について触れたあとに、着火源と可燃物について解説しています。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/106-column-3.html
2. シェフィールドグループミーティング2017開催報告
(機械システム安全研究グループ 部長 佐々木哲也)
当研究所主催によるシェフィールド会議が開催されました。シェフィールド会議とは、欧米を中心とした労働安全衛生研究機関の代表者による連絡機関である、シェフィールドグループが毎年1回開催する会議であり、労働安全衛生に関する各国の最新情報について意見交換が行われます。当研究所は2016年から加盟し、本年は当研究所がホストとなって6月5-7日の会期で東京において開催することになったものです。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/106-column-2.html
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