安衛研ニュースNo. 40 (2011-11-04)
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タイトル:『当研究所における震災関連の調査研究』
** 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2011年12月2日 (毎月第一金曜日発行)
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目次
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【40-1】当研究所における震災関連の調査研究
1.東京電力福島第一原発作業員の呼吸用保護具のフィットネス調査について
2.「東日本大震災における石綿に係る廃棄物及び船舶解体処理時の石綿飛散
状況把握及びばく露防止対策」第1回現地調査結果について
【40-2】お知らせ
1.平成23年度「安全衛生技術講演会」のお知らせ
2.平成23年度労働安全衛生重点研究推進協議会シンポジウムの開催の御案内
(第二報)
3.研究員の受賞
4.アンケート結果の御報告
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【40-1】当研究所における震災関連の調査研究
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1.東京電力福島第一原発作業員の呼吸用保護具のフィットネス調査について
当研究所では、厚生労働省の依頼を受け、公益社団法人産業安全技術協会と
協力して、原発復旧工事に従事する作業員が着用する呼吸用保護具(全面マスク)
のフィットネス調査を実施しました。この調査は、被ばく線量の多い作業員に
内部被ばくの割合が高いことから、全面マスクの装着に問題が無いかを調べる
ために、本年9月末に東京電力福島第一安定化センターにおいて行ったものです。
今回調査対象とした現地の東電社員6名について着用する全面マスクの漏れ率
を測定したところ、1.1–56%の値が計測されました。この漏れの原因としては、
メガネの併用、前髪や帽子の巻き込み、顔面との不一致などがあげられます。
また、装着方法に種々の改善を施したところ、漏れ率は顕著に低下することが
確認されました。
厚生労働省は本調査結果を受け、10月14日に東京電力に対して作業員のマスク
着用方法を改善するよう口頭で指導し、10月末までに対応策を文書で報告する
よう求めています。
↓↓↓ 詳細は以下のペー–ジを御覧ください ↓↓↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ri1k.html
2.「東日本大震災における石綿に係る廃棄物及び船舶解体処理時の石綿飛散状況
把握及びばく露防止対策」第1回現地調査結果について
東日本大震災の被災地では、復旧・復興に向けてがれきの処理や建築物・船舶
の解体作業等が進められています。当研究所では現在、これらの作業に伴う石綿
飛散の状況の把握とばく露防止対策に関する震災特別研究「東日本大震災に
おける石綿に係る廃棄物及び船舶解体処理時の石綿飛散状況把握及びばく露防止
対策」を実施しており、本年8月上旬の現地視察を経て、8月中旬に、宮城県
石巻市・東松島市のがれき集積場及び船舶解体作業現場において第1回現地調査
を行いました。
その結果、作業者の近くでは、位相差顕微鏡法による総繊維数濃度は一般環境
中の濃度よりも高めでしたが、分析走査電子顕微鏡による組成分析により、その
多くが石綿以外の繊維状粒子であることが確認されました。ただし、一部で石綿
と疑われる粒子が確認されたことや粉じん濃度が高い作業が存在したことから、
作業者の健康被害を防ぐために適切な保護具の着用をより一層周知・徹底していく
必要があります。
今回の結果については、厚生労働省と環境省が合同で設置した第4回東日本大震災
アスベスト対策合同会議(10月6日開催)において報告しております。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2011_01.html
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【40-2】お知らせ
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1.平成23年度「安全衛生技術講演会」のお知らせ
当研究所の知見と最先端の研究成果を、企業の安全衛生担当者や安全衛生業務
に従事している方々などに分かりやすくお伝えし、安全衛生水準の向上に
役立てていただくことを目的に、本年度も全国3か所で「安全衛生技術講演会」を
開催いたします。参加費は無料です。皆様の御来場をお待ちしております。
日時と開催場所:
平成23年11月30日(水):大阪会場 エル・大阪
平成23年12月 6日(火):名古屋会場 アイリス愛知
平成23年12月13日(火):東京会場 女性就業支援センター
※開催時間はどの会場も10:00-16:30です。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2011/kouen23.html
2.平成23年度労働安全衛生重点研究推進協議会シンポジウムの開催の御案内
(第二報)
平成23年度労働安全衛生重点研究シンポジウムを次のとおり開催することに
なりましたので、御案内申し上げます。労働安全衛生分野の研究者,労働安全・
衛生コンサルタント等 の専門家,企業の安全衛生実務家,行政,労使等,多数
の方々の御来場をお待ちしています(入場無料)。
テーマ:「大震災に対応した労働安全衛生研究の展望」
日時と開催場所:
平成23年1月12日(木)13:00-17:30
女性就業支援センター・4階ホール(東京都港区芝5-35-3)
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2011/symposium.html
3.研究員の受賞
3-1.大塚輝人主任研究員がAPSS優秀論文賞を受賞しました。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/mail-mag/2011/40-1.html
3-2.澤田晋一国際情報・研究振興センター長が中央労働災害防止協会
平成23年度緑十字賞を受賞しました。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/mail-mag/2011/40-2.html
4.アンケート結果の御報告
前号のアンケート結果を御報告いたします。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/mail-mag/2011/40-enquete.html
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【ご注意】
* 配信先の追加、配信停止、配信先の変更
https://www.jniosh.go.jp/mail-mag/toroku.html(リンク切れ)
* 本メールマガジンへのご意見、ご質問等はこちらのページから
https://www.jniosh.go.jp/contact/index.html(リンク切れ)
* なお、本メールは送信専用のアドレスから発信しておりますので、このメールにご返信いただきましても対応致しかねますのであらかじめご了承ください。
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タイトル:『当研究所における震災関連の調査研究』
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** 次回配信予定:2011年12月2日 (毎月第一金曜日発行)
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目次
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【40-1】当研究所における震災関連の調査研究
1.東京電力福島第一原発作業員の呼吸用保護具のフィットネス調査について
2.「東日本大震災における石綿に係る廃棄物及び船舶解体処理時の石綿飛散
状況把握及びばく露防止対策」第1回現地調査結果について
【40-2】お知らせ
1.平成23年度「安全衛生技術講演会」のお知らせ
2.平成23年度労働安全衛生重点研究推進協議会シンポジウムの開催の御案内
(第二報)
3.研究員の受賞
4.アンケート結果の御報告
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【40-1】当研究所における震災関連の調査研究
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1.東京電力福島第一原発作業員の呼吸用保護具のフィットネス調査について
当研究所では、厚生労働省の依頼を受け、公益社団法人産業安全技術協会と
協力して、原発復旧工事に従事する作業員が着用する呼吸用保護具(全面マスク)
のフィットネス調査を実施しました。この調査は、被ばく線量の多い作業員に
内部被ばくの割合が高いことから、全面マスクの装着に問題が無いかを調べる
ために、本年9月末に東京電力福島第一安定化センターにおいて行ったものです。
今回調査対象とした現地の東電社員6名について着用する全面マスクの漏れ率
を測定したところ、1.1–56%の値が計測されました。この漏れの原因としては、
メガネの併用、前髪や帽子の巻き込み、顔面との不一致などがあげられます。
また、装着方法に種々の改善を施したところ、漏れ率は顕著に低下することが
確認されました。
厚生労働省は本調査結果を受け、10月14日に東京電力に対して作業員のマスク
着用方法を改善するよう口頭で指導し、10月末までに対応策を文書で報告する
よう求めています。
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http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ri1k.html
2.「東日本大震災における石綿に係る廃棄物及び船舶解体処理時の石綿飛散状況
把握及びばく露防止対策」第1回現地調査結果について
東日本大震災の被災地では、復旧・復興に向けてがれきの処理や建築物・船舶
の解体作業等が進められています。当研究所では現在、これらの作業に伴う石綿
飛散の状況の把握とばく露防止対策に関する震災特別研究「東日本大震災に
おける石綿に係る廃棄物及び船舶解体処理時の石綿飛散状況把握及びばく露防止
対策」を実施しており、本年8月上旬の現地視察を経て、8月中旬に、宮城県
石巻市・東松島市のがれき集積場及び船舶解体作業現場において第1回現地調査
を行いました。
その結果、作業者の近くでは、位相差顕微鏡法による総繊維数濃度は一般環境
中の濃度よりも高めでしたが、分析走査電子顕微鏡による組成分析により、その
多くが石綿以外の繊維状粒子であることが確認されました。ただし、一部で石綿
と疑われる粒子が確認されたことや粉じん濃度が高い作業が存在したことから、
作業者の健康被害を防ぐために適切な保護具の着用をより一層周知・徹底していく
必要があります。
今回の結果については、厚生労働省と環境省が合同で設置した第4回東日本大震災
アスベスト対策合同会議(10月6日開催)において報告しております。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2011_01.html
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【40-2】お知らせ
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1.平成23年度「安全衛生技術講演会」のお知らせ
当研究所の知見と最先端の研究成果を、企業の安全衛生担当者や安全衛生業務
に従事している方々などに分かりやすくお伝えし、安全衛生水準の向上に
役立てていただくことを目的に、本年度も全国3か所で「安全衛生技術講演会」を
開催いたします。参加費は無料です。皆様の御来場をお待ちしております。
日時と開催場所:
平成23年11月30日(水):大阪会場 エル・大阪
平成23年12月 6日(火):名古屋会場 アイリス愛知
平成23年12月13日(火):東京会場 女性就業支援センター
※開催時間はどの会場も10:00-16:30です。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2011/kouen23.html
2.平成23年度労働安全衛生重点研究推進協議会シンポジウムの開催の御案内
(第二報)
平成23年度労働安全衛生重点研究シンポジウムを次のとおり開催することに
なりましたので、御案内申し上げます。労働安全衛生分野の研究者,労働安全・
衛生コンサルタント等 の専門家,企業の安全衛生実務家,行政,労使等,多数
の方々の御来場をお待ちしています(入場無料)。
テーマ:「大震災に対応した労働安全衛生研究の展望」
日時と開催場所:
平成23年1月12日(木)13:00-17:30
女性就業支援センター・4階ホール(東京都港区芝5-35-3)
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2011/symposium.html
3.研究員の受賞
3-1.大塚輝人主任研究員がAPSS優秀論文賞を受賞しました。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/mail-mag/2011/40-1.html
3-2.澤田晋一国際情報・研究振興センター長が中央労働災害防止協会
平成23年度緑十字賞を受賞しました。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/mail-mag/2011/40-2.html
4.アンケート結果の御報告
前号のアンケート結果を御報告いたします。
↓↓↓ 詳細は以下のページを御覧ください ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/mail-mag/2011/40-enquete.html
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