労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 193(2025-02-07)

* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2025年3月7日(毎月第一金曜日発行) )

------------------------------------------------------------------------
目次
------------------------------------------------------------------------
【193-1】お知らせ
  1. 非常勤および特定有期雇用職員の公募
  2. 「機械設備の安全化に関する理工系大学等での教育内容についてのアンケート調査」ご協力のお願い
  3. 過労死等防止調査研究センター令和6年度 研究成果発表シンポジウム開催のご案内
  4. 粉じん爆発・火災安全研修【中級/技術編】ハイブリッド研修のご案内
  5. 令和6年度 労働安全衛生総合研究所 一般公開(登戸地区)のお知らせ(第二報)
  6. 令和7年度 労働安全衛生総合研究所 一般公開(清瀬地区)のお知らせ(第二報)
  7. 労働安全衛生総合研究所 令和5年度年報 の発行・公開

【193-2】コラム
 労働環境中のエアロゾル粒子の個別粒子分析について
  (ばく露評価研究部 上席研究員 山田 丸)

【193-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 「早期復職」について

▼▼

------------------------------------------------------------------------
【193-1】お知らせ
------------------------------------------------------------------------
1. 非常勤および特定有期雇用職員の公募
 当研究所では、非常勤職員(一般事務・障害者雇用)および特定有期雇用職員(調査研究業務)を公募します。

  ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓

https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/noborito_kanri_20250120.html
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/kiyose_invest_20250129.html

2. 「機械設備の安全化に関する理工系大学等での教育内容についてのアンケート調査」ご協力のお願い
 労働安全衛生総合研究所では、厚生労働省の依頼により、大学等教育機関における学生に対する安全衛生教育の普及方策に向けた研究を実施しております。
 その一環で、「機械の包括的な安全基準に関する指針」や「機能安全による機械等に係る安全確保に関する技術上の指針」に基づき、機械等の安全化を担う技術者を社会で広く育成するために、企業は理工系大学等にどのような教育を求めているか等にかかるアンケート調査を下記のとおり実施しています。

↓↓↓ 調査については以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/survey_safety_edu.html

3.過労死等防止調査研究センター令和6年度 研究成果発表シンポジウム開催のご案内

 当研究所過労死等防止調査研究センターでは、過労死等の最新の調査研究成果を発表し、過労死等の防止対策を考える研究成果発表シンポジウムを、令和7年3月5日(水)13:00~ ハイブリッド開催します。参加費無料でどなたでもご参加いただけます(事前登録が必要)。

 参加をご希望の方は、以下のリンク先よりご登録をお願いします。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://records.johas.go.jp/news/r6sympo

4. 粉じん爆発・火災安全研修【中級/技術編】ハイブリッド研修のご案内
 当研究所では、一般社団法人日本粉体工業技術協会との共催で、下記のとおり研修会を開催します。今回の中級研修はハイブリッド研修とし、20名様まで現地にてご参加いただけます。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2025/funjinbakuhatu_2025.html

5. 令和6年度 労働安全衛生総合研究所 一般公開(登戸地区)のお知らせ(第二報)
 登戸地区の研究所一般公開(無料)を次のとおり開催します。

令和7年2月27日(木) 13:00 開場
※予めオンラインでの参加申し込みが必要です。先着40名様限定。

● 働く人の健康に関する研究施設公開(登戸地区)
【特別講演】
・『ケミサポからはじめる情報調査のコツ』
・『健康に安全に働くための条件を整える』

【研究施設見学・実演】
・『電子顕微鏡によるエアロゾル粒子の観察』
・『特殊健康診断実施状況(対象作業別)の経年オープンデータを活用した視覚化シートの紹介』
・『労働者の体力・身体活動に関する研究』
・『人間工学実験室(動作解析技術の応用)』

《参加申し込みのご案内》
申し込み期限: 令和7年2月10日(月) 正午まで (定員制、先着40名様限定)
   ↓↓↓ 以下のリンク先で詳細をご確認ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2025/open2025/index.html

《オンライン一般公開について》
令和7年2月3日より、下記URLにてオンライン一般公開を開催いたします。過去の一般公開のコンテンツが期間限定でご覧頂けます。

 ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2025/open2025/index.html

6. 令和7年度 労働安全衛生総合研究所 一般公開(清瀬地区)のお知らせ(第二報)
 労働安全衛生総合研究所(清瀬地区)では、研究施設の一般公開(無料)を次の通り行います。先着200名様、以下のリンク先のページよりお申し込みください。

https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2025/open2025/index.html

●働く人の安全に関する研究施設公開(清瀬地区)
 令和7年4月16日(水)13:00~16:45(受付時間:12:30~16:00)

【実験室公開】
 気体制御による静電気低減方法の研究
 化学物質の爆発・火災危険性(可燃性液体への引火実験)
 化学物質の危険性に対するリスクアセスメントの支援-物質の爆発・発火特性をリスクアセスメントにどう生かすか?-
 複合現実(MR)体験で高める労働安全の意識
 仮設物の耐風性検討
 負荷を受ける構造の変形
 自律移動ロボットなど機械の安全対策
 AIによる姿勢推定と腰痛リスク評価への応用

7. 労働安全衛生総合研究所 令和5年度年報 の発行・公開
 令和5年度の研究所年報を発行・公開しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/ar.html

------------------------------------------------------------------------
【193-2】コラム
------------------------------------------------------------------------
労働環境中のエアロゾル粒子の個別粒子分析について
 (ばく露評価研究部 上席研究員 山田 丸)

 労働環境では鉱物性粉じんやヒュームなどのエアロゾル粒子(気中粒子状物質)にばく露することで様々な疾患を発症することが古くから知られています。しかし近年においても科学技術の進歩に伴って登場した新材料が起源のエアロゾル粒子によって作業者に健康障害を生じることが懸念されたり、従来から存在していたエアロゾル粒子であっても疫学や毒性学の新規知見に基づいてより厳重なばく露管理の必要が生じるなど新たな課題も生じています。
 当コラムでは、個別粒子分析法について、溶接ヒュームの個別粒子分析によって得た知見を基にご説明します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/193-column-1.html

------------------------------------------------------------------------
【193-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
------------------------------------------------------------------------
「早期復職」について

 現在、がんは日本人の死因のトップであり、国民の2~3人に1人は生涯の間に一度はがんと診断されます。また、がんと診断された方の3人に1人は就労可能な年齢にあたり、社会の高齢化が進む中、がんと診断された後も仕事を続ける労働者は、今後増えていくことが予想されます。
 がん患者さんが復職するうえで最も重要なことは、体力の維持・増進とされており、そのためには「運動療法」と「食事療法」が効果的であると考えられています。
 平成30年7月から令和5年3月まで実施した「消化器癌(胃癌、大腸癌)手術患者における蛋白質の補充と運動療法が骨格筋の増加に及ぼす影響に関する研究」では、がん治療で手術を受ける患者さんを対象として、持久力や筋力を強化する「運動療法」と、最適な蛋白質を摂取する「食事療法」を手術前から一定期間実施し、退院後9週目まで血液検査や体力測定等を行うとともに、復職の状況も調査しました。
 令和5年6月までに登録された、消化器癌手術患者における「運動療法」に蛋白質補充を付加する試験群と対照群の計50症例について、統計解析を実施しました。
本研究では統計学的有意差を示すには至りませんでしたが、術後の運動療法及び栄養摂取の介入により、骨格筋量、筋力および歩行能力は、退院後9週目には術前値と比較して同等以上に回復・向上しました。これらの介入が術後のADL(日常生活動作)回復を早め、早期復職を含む社会復帰につながる可能性を前向き試験において示せたことは非常に意義深いものと考えています。

 本研究の詳細については、「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。 https://www.research.johas.go.jp/souki2018/index.html

▼▼

------------------------------------------------------------------------
【ご注意】

* 配信停止をご希望の方は、こちらまでご返信ください。
mailmag@s.jniosh.johas.go.jp

* なお、本メールは送信専用のアドレスから発信しております。このメールに
ご返信いただきましても対応いたしかねますので、あらかじめご了承ください。

* 本メールは、EU域内の方宛にはGDPR対応しておりませんので配信できません。
既登録の皆様には大変お手数ですが配信停止のお手続きをお願いします。

------------------------------------------------------------------------


刊行物・報告書等 研究成果一覧