労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 155 (2021-12-03)


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** 次回配信予定:2022年1月7日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【155-1】お知らせ
  1. 令和三年度 清瀬地区研究所一般公開 オンライン開催のご案内(12月3日-9日)
  2. 「過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究」報告書の発行・公開
  3. INDUSTRIAL HEALTH Vol.59 No.5 を発行・公開
  4. 「過労徴候しらべ」調査票の公開

【155-2】コラム
  1. 労働者の体力・身体活動に関する研究
      (人間工学研究グループ 上席研究員 松尾知明 )

【155-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
  1. 「メンタルヘルス」について

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【155-1】お知らせ
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1. 令和三年度 清瀬地区研究所一般公開 オンライン開催のご案内(12月3日-9日)

 当研究所では、令和3年度研究所一般公開について慎重に検討を重ねてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症対策のため、研究所施設における実開催を行わず、労働安全衛生総合研究所ホームページによるオンライン開催を、清瀬地区については令和3年12月3日(金)~12月9日(木)に行うことをお知らせします。

 清瀬地区 令和3年12月3日(金)~12月9日(木)
 登戸地区 令和4年1月中旬(予定)

 ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2021/open2021/index.html


2. 「過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究」報告書の発行・公開

 「過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究」の平成30-令和2年度 総合研究報告書および令和2年度 総括・分担研究報告書を発行・公開しました。

 ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_overwork_2019-21.pdf
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_overwork_2021.pdf

3.INDUSTRIAL HEALTH Vol.59 No.5 の発行・公開

 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.59, No.5を発行・公開しました。
 今回は「ニューノーマルにおける労働安全衛生の研究と実践」と題した特集号となります。巻頭言では、本誌名誉編集委員で,本特集号チーフ・ゲストエディターの櫻井治彦先生に本特集号の意義をご執筆いただきました。
 総説として、労働時間制度に関する現状と今後(フィンランド)、ポストコロナにおける社会のあり方(中村昌允・東京工業大学大学院環境・理工学院特任教授)、職場における化学物質の自律的な管理(城内博・安衛研化学物質情報管理研究センター長)が取り上げられています。
 原著では、在宅勤務に伴う心理的負担とその関連要因(スイス)、職場での新型コロナ感染症予防・労働安全向上に向けたISO/IEC ガイド51 の応用(北條理恵子・安衛研機械システム安全研究グループ上席研究員)、高温多湿環境下の中等度運動時に着用したサージカル・マスクと暑熱負担(日本、早稲田大学)、コロナ禍における研究集会の将来像(イタリア)について報告があります。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。

 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/59/4/_contents/-char/en(J-STAGE)


4.「過労徴候しらべ」調査票の公開

 過労死等防止調査研究センターの成果の一部として、過労リスクを評価するための調査票「過労徴候しらべ(Excessive Fatigue Symptom Inventory; EFSI)」を公開しました

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2021_06.html


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【155-2】コラム
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1.「労働者の体力・身体活動に関する研究」
 (人間工学研究グループ 上席研究員 松尾知明)

 私たちが抱える重要な社会問題の一つに、少子高齢化に伴う労働人口減少が挙げられます。今後の日本では、"年齢に関わらず、活力を維持し、元気に働く"ことを求める声が、労働者個人、事業者、行政それぞれの立場からさらに高まることが予想されます。長く、元気に働ける社会の構築に向け、科学研究はどのような貢献ができるのでしょうか。当コラムでは、そのような観点で取り組まれている「労働者の体力や身体活動」をテーマとした研究について紹介します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2021/155-column-1.html

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【155-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「メンタルヘルス」について
 
 うつ病等の精神疾患では、抑うつ気分等が改善した後も、認知機能(記憶、作業記憶、注意、処理速度、遂行機能等)が十分に回復するまでに時間を要することがあり、それがスムーズな職場復帰を妨げたり、十分なパフォーマンスを発揮できない要因になっているのではないかと言われます。また、精神疾患と診断されていない労働者の中にも、ストレスや加齢による認知機能障害を抱えている方がいます。
 本研究では、疾患の有無に関わらず認知機能の検査を実施し、それが労働生産性と関連があるか検討を行い、関連があるとわかった場合は、該当する希望者に対し認知機能回復をサポートするトレーニングを行い、認知機能の改善及び労働生産性の向上に繋がるのかを検証します。

 さらに、職場不適応に労働者の発達障害や社会認知機能障害等が影響している場合には、該当する希望者に対しその特性に合わせた環境調整や適応行動に関する助言を行います。
 本研究は、精神科医と産業医が共同で行うことにより、精神科臨床で得られた知見を産業保健の予防領域へ応用しようとする、これまでにない試みです。
 現在、企業に勤務する労働者で、研究への参加に同意した方を対象に、労働生産性や認知機能に係るフォローアップ結果について解析を行うとともに、希望者に実施した認知トレーニングの効果検証を行っています。
 本研究の詳細については、「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。

https://www.research.johas.go.jp/mental2018/index.html


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mailmag@s.jniosh.johas.go.jp まで

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