労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 133 (2019-12-06)


* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2020年1月10日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【133-1】お知らせ
  1. 研究員(毒性病理学、産業毒性学、労働衛生工学、産業保健学)の公募について
  2. 特別研究報告SRR-No.49の発行・公開
  3. 平成30年度研究所年報発行のお知らせ
  4. 独立行政法人国際協力機構(JICA)研修生一行の当研究所訪問
  5. (独法)労働者健康安全機構 理事長表彰について

【133-2】コラム
 「経皮吸収の可能性が示唆された芳香族アミン類の体内での運命(行方)を知るために」
  (産業毒性・生体影響研究グループ 主任研究員 柳場 由絵)

【133-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
  1. 「じん肺診断技術研修」について
  2. 第2期「メンタルヘルス」分野について

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【133-1】お知らせ
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1. 研究員(毒性病理学、産業毒性学、労働衛生工学、産業保健学)の公募について

 独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所は、以下のとおり研究員(毒性病理学、産業毒性学、労働衛生工学、産業保健学)を公募します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/jobs.html(リンク切れ)


2. 特別研究報告SRR-No.49の発行・公開

 2019年の研究所特別研究報告SRR-No.49を発行・公開しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/srr.html#srr2019


3. 平成30年度研究所年報発行のお知らせ

 平成30年度(2018)の研究所年報を発行しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/ar.html


4. 独立行政法人国際協力機構(JICA)研修生一行の当研究所訪問

 「労働安全衛生政策向上」プログラムに参加された国際協力機構(JICA)研究生8名が2019年10月17日に当研究所(清瀬地区)を訪問されました。研究所見学では講演が行われ、各施設で取り組んでいる研究活動について活発な質疑応答が行われました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2019/133-1.html


5. 独立行政法人労働者健康安全機構 理事長表彰について

 当機構では、研究等の推進について顕著な功績のあった者を表彰し、その功労に報いることにより、職員全体の士気の高揚、優秀な人材の確保等による労働安全衛生研究の活性化を図ることを目的として、毎年度、「労働安全衛生研究に係る表彰」を行っています。11月8日に開催された授賞式では、化学安全研究グループ統括研究員・部長代理、八島 正明と産業毒性・生体影響研究グループ研究員、豊岡 達士に理事長(研究試験企画調整担当理事が代読)より表彰状が授与されました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2019/133-2.html


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【133-2】コラム
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「経皮吸収の可能性が示唆された芳香族アミン類の体内での運命(行方)を知るために」
 (産業毒性・生体影響研究グループ 主任研究員 柳場 由絵)

 福井県内の化学工場で働く従業員5名に膀胱がんが発症し、大きな問題となりました。その後、さらに5名以上の発症が確認されましたが、これは一般における膀胱がんの発生率を大きく上回るものです。当研究所がこの工場における化学物質の使用状況やばく露と、膀胱がん発症との関連性について調査した結果、従業員は経皮吸収によって芳香族アミン類を体内に侵入させたことが示唆されました。当コラムでは、芳香族アミン類物質の体内挙動を解析するために行った全身オートラジオグラフィについてご紹介します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2019/133-column-1.html


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【133-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「じん肺診断技術研修」について
 当機構では、じん肺健康診断に従事する医師を対象として、必要な法制度の知識及び専門技術の修得を目的とした「じん肺診断技術研修」を年1回開催しております。この研修は、じん肺に係る研究に長年従事した複数のじん肺専門医師が講師を務め、研究で得た最新の知見や診断技術等を織り交ぜた講義を行っております。今年度は令和2年2月13日(木)・14日(金)の2日間にわたり開催いたします。
 開催案内および日程表につきましては、当機構のホームページに掲載しておりますのでご覧ください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.johas.go.jp/index/tabid/595/Default.aspx?itemid=867&dispmid=1466


 この研修の修了により、日本医師会認定産業医制度認定単位及び日本職業・災害医学会認定補償指導医認定単位を取得することができます。受講の申込みは、上記ホームページから「申し込みフォーム」にご入力の上、送信してください。また、当機構の「労災疾病等医学研究普及サイト」においても、これまでに開催した研修の様子などを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.research.johas.go.jp/jinpaikenshu/


2. 第2期「メンタルヘルス」分野について
 「今日はなんか仕事に行きたくないなあ…」と、心がブルーになることはありませんか?心がブルーになると脳も“ブルー”になっているって、ご存知でしたか?勤労者等のうつ病等の早期発見には自覚症状の問診だけでは不十分なので、一般的には、精神変調や疾患に対しては、「生物的(バイオ)」、「心理的(サイコ)」、「社会的次元(ソシオ)」の3つの視点からのアプローチが必要です。

 この研究では、バイオの視点から、抑うつと「脳血流の低下」「唾液中のホルモン値」および「不眠スコア(Insomnia Score, IS)」との関連を明らかにしました。これらの研究から、うつ病等の早期発見には自覚的な「うつ」についての問診だけでなく、日常役割機能(身体・精神)、不眠(IS値)、唾液中のホルモン(コルチゾール/DHEA比)等に着眼することが有用と考えられました。

↓↓↓ 詳細はこちらをご覧ください。↓↓↓
 https://www.research.johas.go.jp/22_mental/thema02_index.html

 なお、この研究については、研究代表者が執筆し、(公財)産業医学振興財団から出版されている「ココロブルーと脳ブルー」でも紹介されています。「脳ブルー」とは、脳の検査画像で、血流が滞っている部分が青く表示されることに由来します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
 https://www.zsisz.or.jp/shop/book/2015/10/book0033.html



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