労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 199(2025-08-01)

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** 次回配信予定:2025年9月5日(毎月第一金曜日発行)

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目次
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【199-1】お知らせ
  1. 特定研究業務嘱託職員(臨床検査技師)の公募について(募集要項)
  2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.63 No.4 の公開
  3. 令和7年度安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第三報)

【199-2】コラム
 作業環境測定における活性炭・シリカゲル捕集剤と有機溶剤脱着率
  (環境計測研究グループ 上席研究員 安彦 泰進)

【199-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 「中皮腫パネル」について

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【199-1】お知らせ
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1.特定研究業務嘱託職員(臨床検査技師)の公募について(募集要項)

 当研究所では特定研究業務嘱託職員(臨床検査技師)を公募します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/jobs.html


2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.63 No.4 の発行・公開
 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.63, No.4を発行・公開しました。ぜひご覧いただきますよう、お願いいたします。
 本号の論説では、高齢者介護従事者における職場環境改善の重要性を当誌編集次長の高橋正也が解説いたしました。原著では、労働者の抱える腰痛の年齢差(日本、順天堂大学)、運転業務中の休憩のとり方による循環器系反応の違い(日本、労働安全衛生総合研究所)、女性労働者における化粧室へのアクセスと尿路症状(韓国)、少数例の連続測定研究における連続時間動的モデルの有用性(ドイツ)などが報告されています。症例報告として陶芸家のシェーグレン症候群(トルコ)も掲載されています。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/63/4/_contents/-char/en


3. 令和7年度安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第三報)
 関連資料リンク追加・参加登録受付中

 当研究所の労働安全衛生に関する研究成果を皆様にわかりやすくご紹介するため、令和7年9月25日(木)に令和7年度安全衛生技術講演会をオンラインにて開催致します。参加は無料となっております。
 参加には事前の登録が必要となっております。以下のURLからお申し込みください。
 同ページに、各講演詳細に加えて関連資料へのリンクを追記しました。

https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2025/kouen.html


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【199-2】コラム
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作業環境測定における活性炭・シリカゲル捕集剤と有機溶剤脱着率
 (環境計測研究グループ 上席研究員 安彦 泰進)

 作業環境測定で取り組まれる空気中の有機溶剤蒸気の濃度の測定では、広く固体捕集方法が採用されています。ここでの測定技術は、現在のさまざまな有機溶剤が使用される労働環境の管理と改善のために大きな役割を果たしています。
 固体捕集方法での有機溶剤蒸気の捕集では、充分な量の捕集剤が用いられ、捕集の時間が充分に取られれば多くの場合に支障はないと考えられますが、捕集後の有機溶剤成分の抽出(脱着)においては、有機溶剤の種類および濃度によっては捕集剤からの抽出効率(脱着率)が低下し、測定精度への影響が生じることが指摘されています。さらに、各捕集剤の性質自体が要因となり脱着率に影響が生じることも予想されます。
 このコラムでは日本国内での近年の代表的な捕集管製品に用いられている捕集剤を対象として上記の課題についての検討を進めた結果を最新の話題も交えてご紹介致します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2025/199-column-1.html

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【199-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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「中皮腫パネル」について

 石綿(アスベスト)は、かつて建設資材や自動車部品などに利用されてきましたが、石綿繊維を吸入すると肺がんや中皮腫など石綿関連疾患発症の原因となるため、現在は製造・使用等が原則禁止されています。
 石綿関連疾患の診断及び石綿ばく露所見の判定にはエックス線写真の読影等が必要となりますが、その判断が難しい事例が多く、医学的な知識・経験に加え、石綿ばく露等についての知識も必要となります。
 当機構では、最新の医学的知見や診断技術を踏まえた石綿関連疾患の診断方法、石綿ばく露の所見に関する読影方法及び労災補償制度の取扱い等についての研修を行っています。今回はその中の一つである「中皮腫パネル」についてご紹介します。

 「中皮腫パネル」は、中皮腫診断に携わる医療関係者を対象とし、中皮腫の確定診断が困難であった症例について、パネル形式により参加者全員で診断を行うものです。
 令和7年度は9月13日(土)に広島大学において開催を予定しています。

  詳細は、「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。
https://www.research.johas.go.jp/asbestokenshu/
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