労働安全衛生総合研究所

日本エアロゾル学会 井伊谷賞の受賞

 労働安全衛生総合研究所の上席試験研究員・山野荘太郎 および病理グループ部長・梅田ゆみ らが8月20日-22日に開催された第41回エアロゾル科学・技術研究討論会で発表し、栄誉ある日本エアロゾル学会 井伊谷賞を受賞しました。

 この賞はエアロゾル科学・技術研究討論会「特別セッション」で発表された講演を対象にしたものです。「特別セッション」はエアロゾルに関する萌芽的な研究、問題点の指摘、新しい分野の開拓、未来志向の夢のある話題等を、遊びとゆとりの気持ちを持って発表する場であり、賞の選考はこの趣旨に沿った優れた発表に審査の力点が置かれます。学会当日は特別セッションに参加されている専門家により投票が行われました。特別セッションが開催される時間帯は他のセッションが行われておらず、当日の参加者全員が当該セッションに参加しやすいシステムになっておりました。

 発表内容は、協働研究で実施させて頂いた合成高分子化合物(有機粉じん)の有害性について、齧歯類では労働者の病気を再現できない結果から、大動物のブタに着眼し、多施設共同研究体制を構築する事で、課題解決した事を中心に発表しました。 「発表者自身の夢と希望がある研究内容であり、また質疑が盛況であった」というコメントを頂き、受賞に至りました。


表彰者 賞状
お洒落なカフェで懇親会が行われ、その場で表彰されました。

刊行物・報告書等 研究成果一覧