労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 185(2024-06-07)

* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2024年7月5日(毎月第一金曜日発行)

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目次
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【185-1】お知らせ
  1. 研究員の公募
  2. 令和六年度 安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第一報)
  3. 職場のあんぜんサイトでの労働災害データ可視化
  4. 韓国安全学会(KOSOS)との国際研究協力協定更新

【185-2】コラム
 ISO/TC 43/SC 1での標準化活動と労働安全衛生への貢献例(聴覚保護具)
  (環境計測研究グループ 部長 高橋 幸雄)

【185-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 「脊柱靭帯骨化症」について

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【185-1】お知らせ
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1. 研究員の公募
 当研究所では、研究員(開発グループ部長、他)を公募します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/jobs.html

2. 令和六年度 安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第一報)
 当研究所では、労働安全衛生に関する研究成果を皆様にわかりやすくご紹介するため、令和六年度 安全衛生技術講演会(参加無料)を令和6年9月26日(木)にオンラインにて開催致します。本講演会のプログラムや参加申込み方法などの詳細につきましては、今後、研究所のホームページでお知らせする予定です。

3.職場のあんぜんサイトでの労働災害データ可視化

 職場のあんぜんサイトで公開している労働災害のデータを、視覚的にわかりやすく表現する試みとして「令和4年オープンデータのグラフ」および「労働災害事例データベースのワードクラウド(死亡災害,労働災害(死傷・休業4日以上))」を公開しました。リンクをクリックいただき、ページを下に移動いただきますと表示がでてきます。

 「オープンデータのグラフ」では、発生年月、管轄局、休業(見込)期間、事業場規模(人数)、性別、被災時の年齢層および経験年数を指定して、業種や事故の型、起因物別の死傷者数グラフを描写することができます。
 また、「労働災害事例のワードクラウド」では、災害発生状況の文章中にでてくる単語から災害事例を探すことができます。調べたい災害事例を絞り込む条件として「西暦(発生年)、月(発生月)、発生時間、業種(大分類、中分類)、起因物(大分類、中分類)、事故の型」を指定すると、頻出頻度の高い単語が画面に大きく表示されます。その中から単語を選ぶと、その単語を含む災害事例の一覧を表示させることができます。

 職場での安全教育等にぜひお試しください。

 ↓↓↓ 以下のリンク先でページを下に移動して内容をご覧ください。 ↓↓↓
 令和4年オープンデータのグラフ
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/tok/anst00_r04.html

 労働災害事例 死亡災害データベースのワードクラウド
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SIB_FND.html

 労働災害事例 死傷災害(死亡・休業4日以上)データベースのワードクラウド
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pgm/SHISYO_FND.html

4. 韓国安全学会(KOSOS)との国際研究協力協定更新
 韓国安全学会春季発表会2024において、当研究所と韓国安全学会との国際研究協力協定が更新されました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/185-1.html


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【185-2】コラム
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ISO/TC 43/SC 1での標準化活動と労働安全衛生への貢献例(聴覚保護具)
 (環境計測研究グループ 部長 高橋 幸雄)

 社会には様々な「規格」があります。この規格とは、「もの」の仕様や「こと」のやり方などの統一的な基準のことで、そうした基準を作成することやそのプロセスを標準化と言います。社会が複雑になり、世界との結びつきが強くなっている現代では、あらゆる分野で標準化が不可欠となっています。当コラムでは、筆者が2014年から参加しているISO/TC 43/SC 1での標準化を簡単にご紹介し、さらに、その労働安全衛生への貢献例として聴覚保護具の規格をご紹介させて頂きます。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/185-column-1.html

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【185-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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「脊柱靭帯骨化症」について

 脊柱靭帯骨化症は、脊柱管内の靭帯(後縦靭帯・黄色靭帯)が骨化することで脊柱可動域が低下したり、脊髄が圧迫されることにより四肢麻痺などの神経障害を起こす疾患で、特定難病に指定されています。予防的治療法や治療薬剤はなく、脊髄圧迫症状を生じた症例には手術が行われますが、術後に後遺症を残すことが少なくありません。手術対象者としては勤労世代である中高年が多く、治療成績は術後のADLや復職状況に大きく影響します。

 当機構では、脊柱靭帯骨化症に対する手術治療成績の調査、合併症の少ない最適な手術方法の確立、動物モデルによる治療薬探索などを目的とした以下の3つの研究課題を設定し、令和5年度から開始しています。
 ① 勤労世代に多い、脊柱靭帯骨化症に対する手術の後ろ向き調査
 ② 勤労世代に多い、頚椎後縦靭帯骨化症に対する手術の前向き調査
 ③ 脊柱靭帯骨化症疾患感受性遺伝子に着目した基礎実験研究

 50歳代前後の壮年期に発症することが多い脊柱靭帯骨化症に対する手術成績が向上し予防的治療が確立すれば、勤労者医療に大きく貢献するものと考えています。

本研究の詳細については、「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。

→ https://www.research.johas.go.jp/sekichu2023/index.html

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