労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 134 (2020-01-10)


* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2020年2月7日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【134-1】お知らせ
  1. 労働安全衛生総合研究所 一般公開 のお知らせ(第一報)
  2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.57 No.6の発行・公開
  3. 「労働安全衛生研究」誌特集の原稿募集のお知らせ

【134-2】コラム
 「アルゴンガスによる摩擦帯電低減に関する基礎研究について」
  (電気安全研究グループ 主任研究員 三浦 崇)

【134-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
  1. 「物理的因子疾患(職業性皮膚疾患NAVI)」について
  2. 「勤労者医療フォーラム」について

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【134-1】お知らせ
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1. 労働安全衛生総合研究所 一般公開 のお知らせ(第一報)

 労働安全衛生総合研究所では、研究施設の一般公開(無料)を次のとおり行います。
・働く人の安全に関する研究施設公開(清瀬地区):
  令和2年4月15日(水)13:00~17:00
・働く人の健康に関する研究施設公開(登戸地区):
  令和2年4月16日(木)13:00~17:00

 多数の方々のおいでをお待ちしております。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2020/open2020/index.html


2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.57 No.6の発行・公開

 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.57, No.5を発行・公開しました。
 巻頭言では、インフォーマル雇用の労働安全衛生上の意義をFujishiro先生(本誌Editor、米国NIOSH)が解説しています。総説として、警官や保安官など法執行官の業務に伴う精神健康の問題に関するシステマティックレビュー(オーストラリア)、医療現場の感染予防対策としてのナノ材料(イタリア)が示されています。原著、短報では、職場不作法と仕事に関連した反すう(ドイツ)、鉄道運転士の睡眠と心血管系障害(オーストラリア)、地下鉄労働者における筋骨格系障害とメンタルヘルス(韓国)などに関して、最新の研究成果が報告されています。また、研究の新たな方略として、欧州におけるバーンアウトの作業関連疾患としての位置づけ(ノルウェー)が取り上げられています。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。
 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/en/indu_hel/index.html


3. 「労働安全衛生研究」誌特集の原稿募集のお知らせ

 「労働安全衛生研究」誌では、2020年度に特集『第13次労働災害防止計画の推進に資する研究』を組む予定で、現在皆様からの投稿を受け付け中です。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/pdf/boshu_2020.pdf [PDF]


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【134-2】コラム
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「アルゴンガスによる摩擦帯電低減に関する基礎研究について」
 (電気安全研究グループ 主任研究員 三浦 崇)

 静電気は、物と物がこすれ合って起きる電気ですが、これが原因となって火花放電が起きはじめて分かることが多いと思います。また、摩擦時には電気の発生以外にも、物と物とのわずかな隙間に小さな放電(マイクロギャップ放電)が起き、その一部が帯電して火花放電の原因になります。このマイクロギャップ放電はあらゆる気体中で起こる現象ですが、気体の種類によってその振る舞いが異なるはずです。当研究では、いくつかの気体を使い、ステンレスの小球とガラスを摩擦しているときにステンレスの帯電がどのように変化するかを測定しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2020/134-column-1.html


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【134-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「物理的因子疾患(職業性皮膚疾患NAVI)」について
 現在、様々な業種において皮膚疾患を起こし易い化学物質が用いられていますが、中には原因物質が特定しにくい、あるいは就業制限をするほど自覚症状が強くない、などの理由で十分な対策が取られず、皮膚疾患が放置されてしまうケースも見られます。
 一方、特定化学物質障害予防規則や労働安全衛生規則では、皮膚障害防止対策の重要性が示されているほか、リスク低減措置として化学物質の有害情報を早期に収集することも必要とされています。
 そこで、今回ご紹介する物理的因子疾患研究では、化学物質に関する皮膚への影響を集めたデータベースの構築を行いました。

●職業性皮膚疾患NAVIについて
 職業性皮膚疾患NAVIとは、産業化学物質による職業性皮膚疾患発生時に、事例報告入力フォーマットへ可能な限り報告し、化学物質による皮膚疾患の発生状況を迅速に把握するためのシステムです。

・「事例検索システム」
会員登録済みの医師限定で、閲覧・新規事例登録ができます。
・「化学物質感作性情報検索」
会員登録なしで閲覧が可能で、様々な条件で化学物質情報を絞り込み検索できるシステムです。
・「関連文献検索」
会員登録なしで閲覧が可能で、職業性皮膚疾患に関する英文・和文の文献検索およびそれらの抄録が確認できるようになっています。

 また、医師が外来診察中でも検索できるよう、スマートフォン・タブレット端末からの使用にも対応しています。

 詳しい研究内容は、「労災疾病等研究普及サイト」をご覧ください。
https://www.research.johas.go.jp/22_inshi/past01.html

 職業性皮膚疾患NAVIはこちらをご覧ください。
https://www.research.johas.go.jp/hifunavi/index.html


2. 「勤労者医療フォーラム」について
 両立支援に対する、当機構や各医療機関の取組状況、産業保健スタッフや人事労務担当者等事業場の取組状況、および国の行政施策等を踏まえ、今後の支援のあり方の検討を目的として、「勤労者医療フォーラム」を開催しております。当フォーラムは、治療に携わる医療関係者、産業医等の産業保健スタッフ、職場関係者および患者さんご本人またはそのご家族など、様々な方にご参加いただいております。

 本年度は『がん』および『糖尿病』に関する勤労者医療フォーラムを次のとおり2回開催します。皆様のご参加をお持ちしております。(参加無料)

①「勤労者医療フォーラム がんの治療と両立支援」
令和2年1月24日(金) 東京会場
 ※ 参加申込みはこちらから
 https://www.tokyor.johas.go.jp/topics/forum2020.html

②「勤労者医療フォーラム 就労と糖尿病治療の両立」
令和2年2月16日(日) 愛知会場
 ※ 参加申込みはこちらから
 http://www.chubuh.johas.go.jp/information/detail/info_detail__803.html



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mailmag@s.jniosh.johas.go.jp まで

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