平成20年度外部研究評価報告書

労働安全衛生総合研究所は、平成18年度から5年間の中期目標期間において、研究業務を適切に推進するため、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」（平成17年3月29日内閣総理大臣決定）に基づき、プロジェクト研究について、研究課題の意義、研究の達成目標、研究計画の妥当性、研究成果等に関する外部の第三者による評価を実施し、その結果を研究管理・業務運営に反映するとともに、その内容を公表することになっている。

中期目標には、旧産業安全研究所と旧産業医学総合研究所の「統合による効果を最大限発揮」した「産業安全及び労働衛生に関する調査及び研究の充実」がうたわれており、個別領域の研究を充実させるばかりではなく産業安全と労働衛生両方の視点を考慮に入れた研究の推進も強く期待されている。このため「独立行政法人労働安全衛生総合研究所外部評価規程」において学際的視点（産業安全分野／労働衛生分それぞれの知見を活用した学際的研究であるか。労働安全衛生領域を土台とし、それ以外の研究領域との学際的研究を追求した研究であるか。）を組み入れていることは前年と同様である。

本年度の評価対象となった研究課題は、プロジェクト研究（研究の方向及び明確な到達目標を定めて、重点的に研究資金及び研究要員を配置する研究）、政府の長期戦略指針「イノベーション25」に基づいたイノベーション25研究、及び世界保健機関（WHO）の「労働者の健康推進に関するWHOアクションプラン」に登録しているGOHNET研究である。評価対象課題数はプロジェクト研究の終了課題4、継続課題11、新規課題4、イノベーション25研究の継続課題5、GOHNET研究の継続課題3の合計27課題であった。評価結果は平成20年度外部研究評価報告書（下記よりダウンロード可）にまとめた。