労働安全衛生総合研究所

研究報告 RR-33 の抄録

内圧円筒の疲労き裂進展挙動

RR-33-1
吉久悦二
 圧力容器の設計や寿命予測のための重要な課題の一つになっている,内圧円筒中の疲労き裂進展挙動を調べるため,SNCM439鋼製厚肉円筒に繰返し圧力を加える実験を行った。その結果,円筒内,外面の境界に対する補正項を含む応力拡大係数算出式を用いれば,表面き裂の伝ぱ速度は貫通き裂の伝ぱ速度より推定でき,また圧力比の影響は,き裂開口挙動に基づく有効応力拡大係数幅を用いれば除くことができる。(表3,図14,文献20)


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