安衛研ニュースNo. 184(2024-05-10)
* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2024年6月7日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【184-1】お知らせ
【184-2】コラム
不注意が引き起こす労働災害の特徴
(リスク管理研究グループ 任期付研究員 和崎 夏子)
【184-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
「じん肺」について
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【184-1】お知らせ
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1. 日本バイオアッセイ研究センターの業務の引継ぎについて
2024年3月31日をもって閉所した日本バイオアッセイ研究センターの業務を労働安全衛生総合研究所が引き継ぐこととなり、2024年4月1日に新たに湘南地区(神奈川県藤沢市)を設置いたしました。
2. 非常勤職員(一般事務)の公募
当研究所では、以下のとおり非常勤職員を公募します。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/noborito_240430.html
3.INDUSTRIAL HEALTH Vol.62 No.2 の発行・公開
当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.62, No.2を発行・公開しました。
本号の論説では、韓国・漢陽大学のイナ・キム教授より、韓国の労働時間政策の現状と研究上の課題を解説していただきました。原著では、溶接作業時の青光によるハザード(日本 職業能力開発総合大学校)、労働環境と生活習慣に関するウェブ調査のプロトコール(日本 労働安全衛生総合研究所)、福島原子力発電所爆発事故緊急作業者におけるBMIの変化(日本 労働安全衛生総合研究所)、長い通勤時間に伴う腰痛におけるスポーツや余暇活動の意義(韓国)などが報告されています。また現場報告として、2008年から2020年におけるアジアじん肺インテンシブリーダープログラムに参加した医師の読影試験結果(日本 高知大学)も掲載されています。
ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。
ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/
4. 令和6年度労働安全衛生研究所(清瀬地区)一般公開を開催しました
4月17日(水)に清瀬地区の一般公開を開催しました。。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/184-1.html
5. 韓国産業安全保健研究院(OSHRI)との国際研究協力協定更新
2024年3月27日、韓国産業安全保健研究院(Occupational Safety and Health Research Institute: OSHRI)から朴安全領域室長が当研究所を訪れ、OSHRIとの国際研究協力協定が更新されました。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/184-2.html
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【184-2】コラム
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不注意が引き起こす労働災害の特徴
(リスク管理研究グループ 任期付研究員 和崎 夏子)
「ついうっかり」、「気を取られてしまった」、「見落としてしまった」などの不注意は誰にでも日常的に起こりうることです。たとえ不注意によって失敗した経験や、ヒヤリとしたり、ハッとしたりした体験(ヒヤリハット)をしたとしても、同じような不注意を繰り返してしまい、完全に防ぐことはできません。日常生活よりも環境や作業が複雑となる労働現場では、些細な不注意が思いもよらない大きな事故につながる可能性がありますが、不注意と労働災害をつなぐ知見は必ずしも多くないのが現状です。そこで今回は、不注意による労働災害の特徴について、筆者らが労働災害データベースを用いて分析した研究を紹介します。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/184-column-1.html
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【184-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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「じん肺」について
■「じん肺」とは
小さな砂ぼこりや金属粉など微細な粉じんを大量に吸入し続けることで、肺が固くなって呼吸が困難になる疾病のことです。
じん肺法では「粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病」と定義され、粉じん作業従事労働者は、地方じん肺診査医の診断結果によって「じん肺管理区分(管理区分Ⅰ~Ⅳ)」で区分されます。
じん肺の所見があり、6つの呼吸器疾患(肺結核、結核性胸膜炎、続発性気管支炎、続発性気管支拡張症、続発性気胸、原発性肺がん)が認められると、労災補償の対象となります。
■労働者健康安全機構での研究
当機構では過去、じん肺の合併症や診断方法について研究を行ってきました。令和5年度からは、新たに3つの研究項目を設定し、じん肺の労災認定の迅速・適正化に寄与することを目的とします。
① 深層学習によるじん肺診断ソフトの開発
② 間質性肺病変を合併するじん肺症例の予後
③ 続発性気胸の治療についての検討
詳しい研究内容は、「労災疾病等研究普及サイト」をご覧ください。
→ https://www.research.johas.go.jp/jinpai2023/index.html
また、当機構では医師対象のじん肺診断技術研修を毎年開催しています。
※詳細はこちら→ hhttps://www.research.johas.go.jp/jinpaikenshu/
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【ご注意】
ご返信いただきましても対応いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
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既登録の皆様には大変お手数ですが配信停止のお手続きをお願いします。
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目次
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【184-1】お知らせ
- 日本バイオアッセイ研究センターの業務の引継ぎについて
- 非常勤職員(一般事務)の公募
- INDUSTRIAL HEALTH Vol.62 No.2 の発行・公開
- 令和6年度労働安全衛生総合研究所(清瀬地区)一般公開を開催しました
- 韓国産業安全保健研究院(OSHRI)との国際研究協力協定更新
【184-2】コラム
不注意が引き起こす労働災害の特徴
(リスク管理研究グループ 任期付研究員 和崎 夏子)
【184-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
「じん肺」について
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【184-1】お知らせ
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1. 日本バイオアッセイ研究センターの業務の引継ぎについて
2024年3月31日をもって閉所した日本バイオアッセイ研究センターの業務を労働安全衛生総合研究所が引き継ぐこととなり、2024年4月1日に新たに湘南地区(神奈川県藤沢市)を設置いたしました。
2. 非常勤職員(一般事務)の公募
当研究所では、以下のとおり非常勤職員を公募します。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/noborito_240430.html
3.INDUSTRIAL HEALTH Vol.62 No.2 の発行・公開
当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.62, No.2を発行・公開しました。
本号の論説では、韓国・漢陽大学のイナ・キム教授より、韓国の労働時間政策の現状と研究上の課題を解説していただきました。原著では、溶接作業時の青光によるハザード(日本 職業能力開発総合大学校)、労働環境と生活習慣に関するウェブ調査のプロトコール(日本 労働安全衛生総合研究所)、福島原子力発電所爆発事故緊急作業者におけるBMIの変化(日本 労働安全衛生総合研究所)、長い通勤時間に伴う腰痛におけるスポーツや余暇活動の意義(韓国)などが報告されています。また現場報告として、2008年から2020年におけるアジアじん肺インテンシブリーダープログラムに参加した医師の読影試験結果(日本 高知大学)も掲載されています。
ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。
ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/
4. 令和6年度労働安全衛生研究所(清瀬地区)一般公開を開催しました
4月17日(水)に清瀬地区の一般公開を開催しました。。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/184-1.html
5. 韓国産業安全保健研究院(OSHRI)との国際研究協力協定更新
2024年3月27日、韓国産業安全保健研究院(Occupational Safety and Health Research Institute: OSHRI)から朴安全領域室長が当研究所を訪れ、OSHRIとの国際研究協力協定が更新されました。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/184-2.html
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【184-2】コラム
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不注意が引き起こす労働災害の特徴
(リスク管理研究グループ 任期付研究員 和崎 夏子)
「ついうっかり」、「気を取られてしまった」、「見落としてしまった」などの不注意は誰にでも日常的に起こりうることです。たとえ不注意によって失敗した経験や、ヒヤリとしたり、ハッとしたりした体験(ヒヤリハット)をしたとしても、同じような不注意を繰り返してしまい、完全に防ぐことはできません。日常生活よりも環境や作業が複雑となる労働現場では、些細な不注意が思いもよらない大きな事故につながる可能性がありますが、不注意と労働災害をつなぐ知見は必ずしも多くないのが現状です。そこで今回は、不注意による労働災害の特徴について、筆者らが労働災害データベースを用いて分析した研究を紹介します。
↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2024/184-column-1.html
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【184-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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「じん肺」について
■「じん肺」とは
小さな砂ぼこりや金属粉など微細な粉じんを大量に吸入し続けることで、肺が固くなって呼吸が困難になる疾病のことです。
じん肺法では「粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病」と定義され、粉じん作業従事労働者は、地方じん肺診査医の診断結果によって「じん肺管理区分(管理区分Ⅰ~Ⅳ)」で区分されます。
じん肺の所見があり、6つの呼吸器疾患(肺結核、結核性胸膜炎、続発性気管支炎、続発性気管支拡張症、続発性気胸、原発性肺がん)が認められると、労災補償の対象となります。
■労働者健康安全機構での研究
当機構では過去、じん肺の合併症や診断方法について研究を行ってきました。令和5年度からは、新たに3つの研究項目を設定し、じん肺の労災認定の迅速・適正化に寄与することを目的とします。
① 深層学習によるじん肺診断ソフトの開発
② 間質性肺病変を合併するじん肺症例の予後
③ 続発性気胸の治療についての検討
詳しい研究内容は、「労災疾病等研究普及サイト」をご覧ください。
→ https://www.research.johas.go.jp/jinpai2023/index.html
また、当機構では医師対象のじん肺診断技術研修を毎年開催しています。
※詳細はこちら→ hhttps://www.research.johas.go.jp/jinpaikenshu/
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mailmag@s.jniosh.johas.go.jp
ご返信いただきましても対応いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
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