労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 157(2022-02-04)


* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2022年3月4日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【157-1】お知らせ
  1. INDUSTRIAL HEALTH「柔軟な働き方と安全衛生」に関する特集号(60巻4号[7月発刊号])への投稿論文を募集
  2. 令和三年度 登戸地区 労働安全衛生総合研究所一般公開 プレサイトオープンのご案内
  3. 令和3年度 過労死等防止調査研究センター研究成果発表シンポジウム オンライン開催のご案内
  4. 2022年墜落・転倒災害の防止に関する国際会議のご案内

【157-2】コラム
  1. 職場におけるストレッサーの分類に関する研究
      (過労死等防止調査研究センター 特定有期研究職員  木内 敬太 )

【157-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
  1. 「予防医療モデル事業」について

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【157-1】お知らせ
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1. INDUSTRIAL HEALTH「柔軟な働き方と安全衛生」に関する特集号(60巻4号[7月発刊号])への投稿論文を募集

研究者の皆様へ

 INDUSTRIAL HEALTHでは、2022年7月に発行予定の上記特集号への研究論文の投稿を募集しています。本特集では、リモートワークやギグワークなど、勤務時間や勤務場所の自由度が高い柔軟な働き方に関する労働安全衛生の問題を取り上げます。
 掲載された論文はすべて、世界的なインデックスに登録されます。
 皆様からのご投稿をお待ちしております。

 ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/en/indu_hel/doc/callforpapers_IndustrialHealth_2022July.pdf


2. 令和三年度 登戸地区 労働安全衛生総合研究所一般公開 プレサイトオープンのご案内

 先にお知らせいたしましたように、登戸地区の研究所一般公開を令和4年2月9日(水)~14日(月)に開催いたします。
新型コロナウイルス感染症対策のため、労働安全衛生総合研究所ホームページでのオンライン開催となります。

 開催に先立ちまして、プレサイトをオープンし、開催概要等をお知らせしております。
 特別企画の視聴登録についても、上記サイトよりお申込みいただくこととしております。
 一部、登録されている方への限定コンテンツなどもご用意しておりますので、ぜひプレサイト(下記URL)へアクセスいただき、お申込みいただければ幸いです。

 ↓↓↓ プレサイトのURL ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2021/open2021/koukai_noborito_2021.html

《一般公開 参加登録についてのご案内》
※上記サイト内の「参加登録をする」をクリックいただくと登録フォームへ遷移します。
 簡単なアンケートへのご回答とメールアドレスの登録をいただいた方には、2月4日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレス宛に視聴パスワードを送付いたします。
 そのほか、一般公開をもっとお楽しみいただける情報などを期間終了まで配信いたします。

※先月配信の本メルマガより情報配信よりメールアドレスをご登録された方には、1/17にプレサイト公開のお知らせをお送りしております。
 お知らせよりプレサイトにアクセス、参加登録をいただいている方については、受付済みとなっておりますので、再度ご登録いただく必要はありません。
 ご自身の受付状況が分からない方は重複登録いただいても問題ありません。

3. 令和3年度 過労死等防止調査研究センター 研究成果発表シンポジウム オンライン開催のご案内

 過労死等防止調査研究センターでは、これまで取り組んできた研究成果を報告し、防止対策や新たな研究課題について意見交換を行うことを目的に研究成果発表シンポジウムを開催します。
 今年度は新型コロナウイルス感染防止のためオンラインで開催することになりました。
 参加をご希望の方はウェブサイトからお申し込みください。

 ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2021/records_sympo_2021.html


4. 2022年墜落・転倒災害の防止に関する国際会議のご案内

 当研究所で2013年に開催した墜落・転倒災害の防止に関する国際会議
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2013/63-1-2.html
を2022年7月22日-23日に東北大学で開催することとなり当研究所も協賛することとなりました。
 発表のアブストラクト締め切りは2022年2月28日です。
 墜落・転倒災害の防止に関する世界中の研究者が多数参加予定です。
 ご関心のある方はアブストラクトの投稿・参加をお願いいたします。


↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://confit.atlas.jp/guide/event/stf2022sendai/top(外部サイトへ)


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【157-2】コラム
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1.「職場におけるストレッサーの分類に関する研究」
 (過労死等防止調査研究センター 特定有期研究職員  木内 敬太)

 労働環境とストレスの関連は産業衛生心理学の主要な研究テーマであり、これまでに多くの心理学モデルが提案されてきました。しかしストレッサーと媒介・調整変数との区別は恣意的かつ曖昧で、ストレス測定における不安定さの一因になっているため、新しいアプローチとしてストレッサーの分類が行われています。
 私たちは精神障害に関する労災認定事案のデータを基に、業務上の強い心理的負荷となった出来事の組合せの分類を試みました。この研究は、心理尺度に基づくストレス測定の質を高め、再現性の高い研究とそれに基づく職場介入の効果的な方策の検討につながると期待されます。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2021/157-column-1.html

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【157-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「予防医療モデル事業」について
 
 労働者健康安全機構の治療就労両立支援センターでは、勤労者の疾病の予防・増悪の防止を目的として生活指導、運動指導、栄養指導といった予防医療活動を行っており、活動を通じて収集した事例データを基に、次の5つのテーマに関する「予防医療モデル調査研究」を行っています。

(1)生活習慣に伴う疾病(メタボリックシンドローム、高血圧、喫煙、飲酒など)
(2)作業動作に伴う運動機能障害(関節痛、腰痛、頸肩腕症候群など)
(3)高齢勤労者特有の健康障害(ロコモティブ症候群、サルコペニアなど)
(4)勤労女性特有の健康障害(更年期、ライフステージ、勤務形態など)
(5)ストレス又は不眠(睡眠障害など)

 これまでに、運送系企業のドライバーを対象とした腰痛予防の研究や、握力トレーニングで高血圧患者の血圧が下がるかの検討等、様々な研究を行ってきました。これらの研究成果は、産業保健総合支援センター等を通じて普及させ、事業場や労働者にご活用いただいております。

 一例として、東京労災病院治療就労両立支援センターの管理栄養士が行った「交代勤務者及び深夜業務におけるコンビニメニューの選び方に関する指導法の調査・研究、普及」の研究成果として作成したハンドブックは、情報誌「産業保健21」で紹介後、産業医のツイートをきっかけにSNS上で大きな話題となり、マスコミでも取り上げられました。
 このハンドブックは産業保健総合支援センターで活用しているほか、機構ホームページでも公開しており、どなたでもダウンロードが可能です。ハンドブックを含めた過去の研究の成果物(リーフレット等)および現在進行中の研究については、以下をご覧ください。

★予防法・指導法の一覧はこちら
https://www.research.johas.go.jp/yobou/

 なお、各予防法・指導法をご覧になり、職場での講習会等で当機構の出張講演を希望される場合は、下記連絡先までご連絡ください。
※ 新型コロナウイルス感染症の影響により、状況によっては出張講演に対応できかねる場合がございます。予めご了承ください。

労働者健康安全機構
勤労者医療・産業保健部勤労者医療課 勤労者医療班
(Tel)044-431-8641

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【ご注意】

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mailmag@s.jniosh.johas.go.jp まで

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ご返信いただきましても対応いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
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