労働安全衛生総合研究所

2nd International Workshop on Industrial Safety and Health (IWISH 2018)開催

 2018年10月18日に2nd International Workshop on Industrial Safety and Health (IWISH 2018)が労働安全衛生総合研究所で開催されました。IWISHとは、当研究所と研究協力協定を締結している韓国側4機関(労働安全衛生研究院(OSHRI)、国立ソウル科学技術大学校、国立釜慶大学校、国立忠北大学校)との研究交流を主目的として、2年ごとに日本と韓国で交互に開催しているワークショップです。前回は、2016年7月に韓国ソウル特別市で開催されました。ワークショップのメインテーマは2つ設けられ、1つはAnalysis and policy for occupational accidents(労働災害分析と政策)で、もう1つはResearch activities for occupational safety and health(労働安全衛生に対する研究活動)として、それぞれ5件ずつ、計10件の講演が行われました。各講演においては、和やかな雰囲気の中、活発な質疑応答が行われこともあり、参加者間で各国・各分野の労働安全衛生に関する有意義な情報の交換および共有がなされました。IWISH 2018に関する情報や講演プログラムにつきましては、以下のリンクを参照ください。

https://www.jniosh.johas.go.jp/en/announce/IWISH2018.html

 また、ワークショップでは、当研究所と韓国安全工学会(The Korean Society of Safety,KOSOS)との間で国際研究協力協定が締結されました。この協定は、両機関における研究交流を通じて、相互理解を深めるとともに研究活動のさらなる向上を目的としております。研究情報の交換、研究員の相互派遣、共同セミナー・ワークショップの共催、共同研究などを推進していくことが合意され、当研究所の豊澤康男所長およびKOSOSのSeong Rok Chang会長(釜慶大学, 教授)による協定書への調印が執り行われました。

 調印式後、国外からの参加者たちは、当研究所の機械システム安全研究グループ、建設安全研究グループ、化学安全研究グループ、電気安全研究グループの研究施設および研究内容を視察され、研究員との間で有意義な意見交換が行われました。

 次回のIWISHは、東京でオリンピックが開催される2020年に韓国は釜慶大学で行われる予定です。次回も各国の労働安全衛生の課題や最新の動向、研究成果などについて、積極的に情報交換が行えるような場になるよう、取り組んでいきます。

 ワークショップ、調印式、施設見学の様子は下の写真をごらんください。

(研究推進・国際センター 主任研究員 山口篤志)

ワークショップにおける講演の様子(1)
ワークショップにおける講演の様子(1)

ワークショップにおける講演の様子(2)
ワークショップにおける講演の様子(2)

ワークショップにおける講演の様子(3)
ワークショップにおける講演の様子(3)

調印式の様子(左:豊澤康男 所長、右:Seong Rok Chang会長)
調印式の様子(左:豊澤康男 所長、右:Seong Rok Chang会長)

調印式後の集合写真
調印式後の集合写真

施設見学の様子(1)
施設見学の様子(1)

施設見学の様子(2)
施設見学の様子(2)

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