労働安全衛生総合研究所

韓国からの過労死防止対策研究グループの来所と情報交換

 韓国の研究者グループが日本の過労死防止対策に関する情報収集を目的として来日され、併せて 2018 年 8 月 30 日に労働安全衛生総合研究所の過労死等防止調査研究センターを訪問されました。メンバーは研究代表者である韓陽大学のキム・イナ先生(前列の右から二番目)、法学専門のジョン・ヒョンベ先生(前例の一番左)、労働衛生学専門のハン・イニム先生(前例の左から三番目)、政治学専門のイ・ナレ先生(前例の右から三番目)など各分野の専門家で構成され、近年、韓国の過労死防止対策の調査研究を精力的に取り組まれています。
 今回の訪問では、当センターの研究施設を見学されるとともに、日本の法令や政策の現状、過労死等研究第一期の成果、第二期の計画、研究成果に基づく対策や政策への示唆などについて当センター研究員と意見交換されました。さらに、過労死等防止に向けた日韓連携の可能性についても議論を深めました。
 韓国研究グループの来所は、国内における過労死等事案を中心に調査研究を進めてきた当センターにとって、国外、特にアジア地域における過労死等に関わる状況や調査研究などの情報を幅広く取り入れ、今後、更なる多角的研究を推進していく、またとない契機となるものでした。


集合写真



(過労死等防止調査研究センター 蘇 リナ)

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