平成30年6月5日、韓国労働安全衛生研究院(OSHRI)から、Kim Jang Ho（キム ジャン ホ）院長、Yoo Hyun Dong（ユ ヒョンドン）室長、Oh Inhwan（オ インファン）次長が来所され、当研究所とOSHRIとの間で国際研究協力協定が締結されました。OSHRIとは平成13年11月に最初の研究協力協定を締結し、これまでの協力実績を踏まえて、今回で４回目の更新となる締結をしたものです。この協定は、両機関における研究交流を通じて相互理解を深めるとともに、研究活動のさらなる向上を目的としております。今後３年間にわたって、研究情報の交換、研究員の相互派遣、共同セミナー・ワークショップの共催、共同研究などを推進していくことが合意されました。

　協定書への調印式は当研究所清瀬地区で執り行われ、OSHRIのKim Jang Ho院長と当研究所の豊澤康男所長がそれぞれ協定書に署名しました。また、調印式に先立ち、Yoo Hyun Dong室長（安全領域長）による特別講演が行われ、OSHRIの歴史や組織、最近の主要研究や建設業における死亡災害の推移、産業安全に対する取り組み等について紹介があり、活発な質疑応答がなされるなど、特別講演・調印式ともに和やかな雰囲気の中で執り行われました。

　調印式後、Kim院長御一行は、豊澤所長とともに当研究所の機械システム安全研究グループ、建設安全研究グループ、化学安全研究グループ、電気安全研究グループ、リスク管理研究センターの研究施設および研究内容を視察され、研究員との間で有意義な意見交換が行われました。

　今回のOSHRIのKim院長御一行のご訪問により、講演会、調印式、施設見学を通じて、両機関のさらなる研究交流が期待されました。この国際研究協力協定にご尽力いただいたOSHRIの皆様ならびに関係各位に感謝いたします。

　講演会、調印式、施設見学の様子は以下の写真でご覧ください

Yoo Hyun Dong室長のご講演

調印式の様子(左：Kim Jang Ho院長、右：豊澤康男 所長)

調印式後の集合写真(後列左端：Oh Inhwan次長，後列左から3番目：Yoo Hyun Dong室長)

機械システム安全研究グループの研究施設紹介

建設安全研究グループの研究紹介

リスク管理研究センターの研究紹介