労働安全衛生総合研究所

2011年度安全工学論文賞受賞

 当研究所の電気安全研究グループ山隈瑞樹、化学安全研究グループ島田行恭及び水谷高彰の3名が、2011年度安全工学論文賞を受賞しました。この賞は、2010年(vol.49)と2011年(vol.50)の2年間に安全工学会誌に掲載された論文のうち、特に優れていると評価された論文の著者に対して授与されるものです。
 論文タイトルは「原油タンク清掃時の火災原因に関する一考察-絶縁性被覆を有する清掃用具の静電気帯電危険性-」であり、平成18年死傷者7名を出した原油タンクの火災事故を詳細に調査し、清掃用具に蓄積した静電気が着火源となった可能性が高いことを実験的に証明したもので、静電気の発生に関する新たな現象の発見と再発防止対策の提案が選考理由に挙げられました。

 本論文の掲載誌は次のとおりです。
 安全工学会誌 Vo1.50 No.2 pp.101-107 (2011)

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