労働安全衛生総合研究所

改良しましょうロールボックスパレット
3つのポイントを提案します!

 ロールボックスパレット(カゴ車)使用時の労働災害が多発しています。典型例としてロールボックスパレットの下敷き、キャスターに足をひかれる、手のぶつかり・はさまれ等が挙げられます。平成28年にロールボックスパレットの適切な取扱いや作業環境を端的にまとめたリーフレット「ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル 安全に作業するための8つのルール」を作成し、災害防止への活用を周知してきました。

 そしてもう1つ、ロールボックスパレット本体も安全性に配慮したものが望まれています。当研究所は厚生労働省からの要請を受け、安全なロールボックスパレットに改良すべく、一般社団法人日本パレット協会による協力の下、主にメーカーから構成される「ロールボックスパレット改良ワーキンググループ(RBP改良WG)」を組織し、改良すべきポイントとそれを具現化する方法を2年間に渡って議論してきました。そして議論した結果を踏まえ、安全性向上のための3つのポイントに焦点を当てた改良モデルを製作しました。

 この度、当研究所ならびに厚生労働省、一般社団法人日本パレット協会は、この改良モデルの概要をまとめたリーフレット『改良しましょうロールボックスパレット 3つのポイントを提案します』を作成しました。新たにロールボックスパレットを導入する際には、リーフレットが示す3つのポイントを考慮した製品を選びましょう。

パンフレット表紙

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 本リーフレットに掲載した改良モデルは、ロールボックスパレットに関する日本産業規格(JIS Z 0610)の所管団体である一般社団法人日本パレット協会の会員各社からの協力を得て、コンセプトから設計、製作までを円滑に進めることができました。以下に記して謝意を表します。
協力(50音順):温海機工株式会社、三栄マテハン株式会社、日本物流機器株式会社、ヤマト・インダストリー株式会社



2022/1/31 追記

↓↓↓ パンフレットの内容を分かりやすくする動画を作成しました ↓↓↓

【※動画のリンク先は、外部サイト(YouTube JNIOSH Channnel)になります。】


改良型ロールボックスパレットの紹介


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