労働安全衛生総合研究所

足場からの墜落防止措置に関する調査研究会 報告書

 足場は、高所作業を安全かつ円滑に行うために設置されるものであり、実際に、多くの建設業や製造業の現場で設置されており、労働災害の防止に大きな効果を上げています。

 しかしながら、現実をみると、高所からの墜落による死亡者数はここ数年200人前後で推移し、本来、安全を守るはずの足場から墜落する災害も少なからず発生しており、以前から比較すると大幅に減少したものの、平成19年においては、34件の死亡災害が発生しています。

 こうした状況に加え、足場からの墜落防止措置に関する近年の技術的な進歩等を踏まえ、足場からの墜落災害を一層効果的に防止するための方策について更なる検討が必要である、との声が高まっているところです。

 また、平成20年度から国において新たな労働災害防止計画が推進され、墜落防止対策が同計画の重点対象の一つとして設定されているところであり、その対策を強化する必要があります。

 このため、独立行政法人労働安全衛生総合研究所では、平成19年5月から「足場からの墜落防止措置に関する調査研究会」を開催し、更なる墜落防止対策の強化を図るため、足場からの墜落災害及び足場の墜落防止措置の現状、手すり先行工法の普及状況及び問題点等について調査し、実態の分析と対策策定のための所要の検討を行ってきました。


 

報告書全文[PDF:20.6MB]


 

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