労働安全衛生総合研究所

インドネシア労働省・マレーシア人材省の視察団が1月18日に清瀬地区に来所しました

 平成29年1月18日(水)にJICAが招聘したインドネシア労働省から10名、マレーシア人材省労働安全衛生局(DOSH)及びマレーシアNIOSH等から10名、通訳2名の方々を交え、清瀬地区を訪問されました。当日は、いくらか寒さが落ち着いたとはいえ、かなり寒い一日でした。
 清瀬地区には、20分ほど早い到着でしたが、予定通りに以下のように研究所見学を実施しました。
 本部棟1階第2会議室において、梅崎研究推進・国際センター長の挨拶から始まり、田井研究員が研究所の概要を説明しました。この際、研究所に関する活発な質問がなされ、当研究所に対して、参加者の方々が非常にご興味、ご関心があることがうかがわれました。
 その後、研究室見学に移り、建設安全、機械システム安全、化学安全実験棟、配管等実験施設及び電気安全実験棟を見学していただきました。各研究グループの各部長より、研究紹介が行われ、最後に本部棟1階第2会議室にて、フリーディスカッションを行いました。


建設安全実験棟にて

建設安全実験棟にて

機械安全システム実験棟にて

機械安全システム実験棟にて



 清瀬地区研究施設の特徴でもありますが、建設安全実験棟をはじめとして、研究棟が広く、そのため外気に比べ研究棟内が寒く、お国柄防寒着等を着用されてない方も多かったため、急遽研究所の防寒着をお貸しするというハプニングもありましたが、JNIOSHの名前の入った防寒着を喜んで着ていただきました。化学安全研究グループの紹介では、急遽、屋外の陽だまりの下、研究紹介を行い、いくらかの暖をとることができ、皆さんホッとされておりました。



化学安全実験棟前、陽だまりの下での研究紹介

 フリーディスカッション後、同会議室にて昼食の場を提供できたため、ゆっくりと昼食をとることができました。食後には当研究所の英語による紹介ビデオを流すことができ、見学では見ることができなかった他の研究者の実験風景などを紹介することもできました。
 ご一行の中に、当研究所と国際交流協定(MOU)を締結しているマレーシアNIOSHの所長がおられ、昼休み中に研究推進・国際センター長と今後の研究協力についてディスカッションすることもでき、当研究所にとっても有益な見学となりました



(独立行政法人労働者健康安全機構本部 田井鉄男 )

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