労働安全衛生総合研究所

労働安全衛生に関する日韓国際ワークショップ(IWISH2016)参加報告

1. IWISHとは


 IWISH(International Workshop on Industrial Safety and Health)は当研究所と研究協力協定を締結している韓国側4機関(労働安全衛生研究院(OSHRI)、国立ソウル科学技術大学校、国立釜慶大学校、国立忠北大学校)との研究交流を目的として、2年ごとに日本と韓国で交互に開催しているワークショップです。前回はWISH2014という名称での開催でしたが、日韓以外の参加者もあるため、今回からInternational(国際)が名称に追加されました。


2. IWISH2016概要


 IWISH2016は2016年7月5日に韓国ソウル特別市のCOEXコンベンションセンターで開催されました。ワークショップのメインテーマは” The priority of future occupational safety and health research topics.(将来の労働安全衛生研究課題の優先度)”で、基調講演2件(日韓各1件)、一般講演9件(日本4件、韓国5件)の発表が行われました。講演のタイトルについては、以下のリンクをご覧下さい。

IWISH2016Presentationlist.pdf[PDF]

 ワークショップの公用語は英語ですが、討論の際には時として日本語や韓国語も飛び交い、和気あいあいとした雰囲気の中、建設現場における安全管理方法や化学物質の規制値に関する日韓の違いなどについて、通常の国際会議よりも中身の濃い議論ができました。なお、当日は韓国の第49回安全衛生週間に当たり、COEXでは”34th Korea International Safety and Health Show(第34回韓国国際安全衛生展覧会)”も開催されていました。


3. 次回開催予定


 次回は2018年に当研究所が中心となって日本で開催する予定です。



ワークショップの発表者と実行委員

(研究推進・国際センター 首席研究員 佐々木哲也)

刊行物・報告書等 研究成果一覧