労働安全衛生総合研究所

韓国国民安全庁国立災難安全研究院一行の当研究所訪問

 3月24日及び25日、韓国国民安全庁国立災難安全研究院から災難原因調査室のKim Hyunju室長及び2名の研究員が当研究所(清瀬地区)を訪問されました。同研究院は、韓国内において発生した大規模事故、自然災害等、国家的に重要な災難について原因調査及び再発防止対策およびリスクマネジメントに関する研究を行うことを目的とする国立研究所であり、1997年にソウルに設立されました。その後の省庁再編により、2014年には新たに設立された国民安全庁の下部組織となり、ウルサン市に移設されました。今回の訪問は、当研究所における労働災害の調査体制および災害調査事例等に関する情報収集、研究施設の見学、意見交換ならびに今後の両機関における協力体制の構築を図ることでした。
 24日は、双方の研究所の紹介、当研究所における災害調査の方針・体制、災害統計情報、災害調査事例等について担当者からプレゼンテーションを行い、これに対して活発な意見交換及び討論がありました。また、24日午後及び25日午前には、清瀬地区の各研究グループを訪問し、研究概要を説明するとともに、研究施設及び実験装置の紹介、デモ実験などを行いました。
 これを機会に、両機関の交流の機会が増加し、相互理解が進展するとともに研究の更なるレベルアップが期待されます。



中央から左へ向かってKim Hyunju室長,Jeong Gunsik研究員,Lee Kyungsu研究員


(電気安全研究グループ 部長 山隈瑞樹)

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