労働安全衛生総合研究所

研究員の受賞について

 当研究所の環境計測管理研究グループの鷹屋上席研究員他5名が連名で、公益社団法人日本産業衛生学会の第88回日本産業衛生学会で、最優秀演題賞を受賞しました。
 日本産業衛生学会では、毎年の学会において、発表内容について事前査読を実施しており,査読結果より、産業保健分野への貢献が大きいものと見なされた演題を表彰しています。
 この発表では、道路高架橋の耐久性向上工事時に発生した鉛中毒災害事例を調査し、旧塗装を剥離する作業時に、さび止め剤として含まれる鉛に作業者がどの程度ばく露するリスクがあったのかを調査した結果を報告しています。

演題名 道路高架橋耐久性向上工事時の塗膜剥離作業における作業者の鉛ばく露
発表者 鷹屋光俊、篠原也寸志、中村憲司、本郷照久、小野真理子、甲田茂樹

 なお、本年は、最優秀演題5題、優秀演題45題が選定されました。上記の最優秀演題賞のほか、安衛研からの4演題が優秀演題賞を受賞しました。

 さらに、当研究所の作業条件適応研究グループ 久保智英主任研究員が、公益社団法人日本産業衛生学会の学術誌Journal of Occupational Healthおよび産業衛生学雑誌に対する査読者としての貢献が認められ、第88回日本産業衛生学会の総会にて、「優秀査読者賞」を受賞しました。この賞は、国内外に向けて、産業衛生学分野の有用な知見を発信し続けているJournal of Occupational Healthおよび産業衛生学雑誌に貢献している査読者を称えるため、今年、新設されました。


久保主任研究員受賞の様子

刊行物・報告書等 研究成果一覧