労働安全衛生総合研究所

東京電力福島第一原発作業員の呼吸用保護具のフィットネス調査について

 当研究所では、公益社団法人産業安全技術協会と協力し、東京電力福島第一原子力発電所の復旧作業に従事する作業員が着用する呼吸用保護具(全面マスク)のフィットネス調査を実施しました。その結果、調査対象とした作業員6名が着用する全面マスクの漏れ率は平均で17%、最も高い値で56%と計測され、マスクの不適切な着用等が原因と考えられることが判明しました。この調査結果を受け、厚生労働者はマスクを適切に着用せず放射性物質を吸い込んでいる恐れがあるとして、平成23年10月14日に東京電力に対し作業員のマスクの着用方法を改善するように指導しました。


 

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