平成27年度厚生労働省子ども見学デーに参加!
1 はじめに
子ども見学デーは、文部科学省をはじめとした各府省庁が連携し、親子のふれあいを深め、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とするとともに、併せて各府省庁等の施策に対する理解を深めてもらうことを目的として毎年実施されています。
厚生労働省では、7月29日及び30日の2日間にわたって実施され、労働安全衛生総合研究所(安衛研)は、「着けてひんやり、熱中症を防ぐクールベスト。つけて安心、安全帯。-安全で健康に働くための工夫-」のプログラムに協力団体として参加しました。
安衛研の会場には、2日間で延べ960名を超える皆様にご来場いただき、各種保護具や防護服などの着用を体験していただきました。あわせて、安衛研のパンフレット の配布、ポスターの展示により安衛研の役割、研究内容、労働安全衛生への貢献などについて理解を深めていただきました。
公務ご多忙の中、永岡桂子厚生労働副大臣と土屋喜久安全衛生部長が視察にいらっしゃいました。


2 プログラムの概要
安衛研の展示・体験プログラムは、次のとおりです。また、プログラムの企画及び運営につきましては、公益社団法人日本保安用品協会及び同協会会員工業会・研究会の皆様に多大なるご協力をいただき感謝申し上げます。
- 安衛研紹介コーナー
- ハーネス型安全帯の着用体験
- クールベスト等の着用体験
- 防護服等の着用体験
- 防じんマスクの着用体験及び漏れ率測定
3 見学デーの様子
1) 安衛研紹介コーナー(パンフレット、ポスターによる安衛研のPR)他
来場者の皆様に安衛研パンフレットを配布するとともに、子どもに分かりやすいポスターにより安衛研のPRを行いました。





2) ハーネス型安全帯の着用体験
第12次労働災害防止計画でも普及させることとされている、墜落時に衝撃の少ないハーネス型安全帯の着用体験をしていただきました。なお、協力団体の皆様に、今回のプログラム用に特別に子供用のハーネス型安全帯(世界初!?) を作製していただきました。





3) クールベスト等の着用体験
熱中症予防のためのクールベストなどの着用体験をしていただきました。冷却材を入れるタイプ、ファンで空気を送り込むタイプ、圧縮空気を送り込むタイプの展示、説明を行いました。





4) 防護服等の着用体験
石綿除去などで使用する防護服や切創防止用等の保護手袋の着用体験をしていただきました。





5) 防じんマスクの着用体験、漏れ率測定
電動ファン付きマスクなどの着用体験や、防じんマスクの漏れ率測定などを体験していただきました。





ご来場の皆様には、お暑いところを足を運んでいただき、ありがとうございました。安全帯、クールベスト、防護服、防じんマスクの着用など、実際に体験して目を輝かせるお子さんたちが印象的で、担当した研究員、職員にも大変貴重な経験となりました。