平成25年度厚生労働省子ども見学デーに参加
1 はじめに
子ども見学デーは、文部科学省をはじめとした各府省庁が連携し、親子のふれあいを深め、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とするとともに、併せて各府省庁等の施策に対する理解を深めてもらうことを目的として毎年実施されています。
厚生労働省では、8月7日及び8日の2日間にわたって実施され、独立行政法人労働安全衛生総合研究所(以下「安衛研」という。)は、「安全にはたらくために気をつけること 学んでみよう! 体験しよう!」のプログラムに協力団体として参加しました。
安衛研の会場には、2日間で延べ400名を超える皆様が来場し、各プログラムに参加いただくとともに、安衛研のパンフレットの配布、ポスターにより安衛研の役割、研究内容などについてPRを行いました。
2 安衛研のプログラム
安衛研では、次の4つのプログラムを実施しました。なお、2日目のプログラムの企画運営については、日本防護服研究会の皆様に多大なるご協力をいただき感謝申し上げます。
- 1日目(8月7日)
- 金属の表面を観察してみよう!(身近にある金属を顕微鏡で観察)
- 静電気を体験してみよう!(静電気発生装置を使用し、静電気を体験)
- 2日目(8月8日)
- 熱中症防止対策クールベストを着てみよう!(クールベストの涼しさなどを体験)
- 防じんマスクを体験してみよう!(電動ファン付きマスクなどの着用体験)
3 見学デーの様子
1) 金属の表面を観察してみよう!(500円硬貨の隠し文字を顕微鏡で観察)
金属材料に関する研究内容について説明を行うとともに、顕微鏡で500円硬貨の隠し文字「NIPPON」を観察してもらいました。



2) 静電気を体験してみよう!(静電気発生装置を使用し、静電気を体験)
静電気による火災や爆発の発生、静電気の特性などについて説明と実験を行うとともに、静電気発生装置を使用し、発生させた静電気を体験してもらいました。



3) 熱中症防止対策クールベストを着てみよう!(クールベストの涼しさなどを体験)
石綿除去などで使用する防護服、熱中症予防のためのクールベストなどの展示、説明を行うとともに、防護服やクールベストの着用体験をしてもらいました。






4) 防じんマスクを体験してみよう!(電動ファン付きマスクなどの着用体験)
デジタル粉じん計による計測、防じんマスクの役割、種類などの説明を行うとともに、電動ファン付きマスクなどの着用体験や、防じんマスクの漏れ率測定などを体験してもらいました。





5) 安衛研紹介コーナー(パンフレット、ポスターによる安衛研のPR)
来場者の皆様に安衛研パンフレットを配布するとともに、子どもにも分かりやすいポスターで安衛研のPRを行いました。





なお、子ども見学デーの模様は厚生労働省ホームページ フォトレポートでも紹介されています。
ご来場の皆様には、お暑いところを足を運んでいただき、ありがとうございました。実験器具や防護服など、実際に体験して目を輝かせるお子さんたちが印象的で、担当した研究員、職員にも貴重な経験となりました。