平成25年度 表彰対象論文・著者
平成25年度 表彰対象論文・著者
産業安全分野
タイトル | Performance evaluation of differential accelerating rate calorimeter for the thermal runaway reaction of di-tert-butyl peroxide |
---|---|
著者 | 木村 新太(元化学安全研究グループ) 大塚 輝人(化学安全研究グループ) |
掲載雑誌 | Journal of Thermal Analysis and Calorimetry |
インパクトファクター | 1.742(5年平均インパクトファクター) |
論文の概要 | 貯槽内化学品の熱的危険性評価に資する知見を得るために、代表的な有機過酸化物(DTBP)の暴走反応を対象として、従来型の加速速度熱量計と新しい示差型加速速度熱量計を用いた評価の比較を実施した。その結果、従来型の熱量計では正しく測定できない発熱挙動について、示差型の熱量計では正しく評価できることが分かった。このことから、示差型の熱量計は貯槽内の微小な発熱成分の評価に有効であることが示唆された。 |
労働衛生分野
タイトル | The diurnal patterns of salivary interleukin-6 and C-reactive protein in healthy young adults |
---|---|
著者 | 井澤 修平(作業条件適応研究グループ) 三木 圭一(作業条件適応研究グループ) 劉 欣欣(健康障害研究グループ) |
掲載雑誌 | Brain, Behavior, and Immunity |
インパクトファクター | 5.698(5年平均インパクトファクター) |
論文の概要 | 免疫の中でも、炎症系の指標として知られている唾液中インターロイキン6(IL-6)とC反応性蛋白(CRP)について、その日内リズムを検証した。その結果、IL-6は朝と夜に値が高く、CRPは朝に値が高かった。人の健康影響などを調べる研究でこれらの指標を用いる際は、これらの日内リズムを十分に考慮する必要性が示された。 |